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September , 2017
Wednesday


テキサスブロンコ! テリー・ファンク! テリー・ファンク!

2013年7月3日(水)10時18分更新
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 黄金時代の全日本プロレス中継でおなじみの元日本テレビアナウンサー・倉持隆夫氏。現在はスペイン・セビージャに移住し、日本と往復する、悠々自適の生活を送っているという。ヒゲを蓄えロマンスグレーの髪もフサフサでダンディそのもの。
 倉持氏が18年間の実況生活を振り返った著書「マイクは死んでも離さない」(新潮社)がある。手にとると、あのころにタイムスリップ。土曜の午後8時。ゴールデンタイムに「倉持節」の名調子が冴え渡る。

 1990年のお別れ実況の時には、日本武道館にウェーブが巻き起こるほどファンに支持されていた。倉持氏から飛び出した忘れえぬ名フレーズが鮮やかに蘇る。「何だ!何だ!何だー!」「大流血!1リットル、いや2リットルか?」「ワン、ツー、スリー!ダメ!負けました」・・・興奮を誘う絶叫型の実況だけではなく、寝技の攻防になると「グランドに入りましたので、ここで次期シリーズ情報をお届けします」など、冷静に戦況を分析していたのも懐かしい。
 中でも強烈に耳に残っているのは「テキサスブロンコ!テリー・ファンク!テリー・ファンク!」である。ファンクス全盛期に何度、このフレーズを聞いたことだろう。「テキサスー」がグルグルと回りだしてしまった。今でもリフレインしている。
 どんなに月日が経とうとも名セリフは永遠。気づいたらつぶやいていた。「テキサスブロンコ!テリー・ファンク!テリー・ファンク!」