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瞬間移動? 米国の意識不明患者 気がつけばポーランド

2013年7月10日(水)02時26分更新
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  意識不明の重体になった米国・ニュージャージー州に住む男性(69)が、奇跡的に意識を回復した。と、そこまではよかったが、気がつけばなんと、そこは欧州のポーランドだった――。
 ポーランドはウワディスワフ・ナニスゼウスキーさんの故郷で、30年ほど前に米国に移民したのだ。病院のベッドで意識を取り戻すと、その故郷にいたのだから仰天したのも無理はない。
 米紙ニューヨーク・デーリー・ニューズによると、一人暮らしのナニスゼウスキーさんが意識不明で搬送された病院側が、治療費を回収できる見通しがないと判断するや、勝手に出国手続きをして、ナニスゼウスキーさんの親族が住む故郷に送り返したというのだ。
 米国ではここ数年、ナニスゼウスキーさんのように入院費が払えない移民患者を母国に強制送還するケースが頻発。AP通信によると、過去6年間に全米15州で800件以上も報告されているというから驚きだ。
 米国では日本のような皆保険制度がないため、高額な医療費はすべて自己負担。民間の医療保険に加入している富裕層なら高額医療も受けられるが、移民など貧困層は入院費などを払えないのが現状だ。そのため不払い金は医療機関が泣き寝入りをすることになり、今回のような移民の場合、病院側が本国送還させて自己防衛していることが発覚。社会問題になりつつある。