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新型レクサス“IS”好調の理由は…

2013年7月26日(金)05時43分更新
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 トヨタ自動車は先日、フルモデルチェンジしたレクサスブランドの“IS”が発売から1か月で月間販売目標800台を大きく上回る7600台を受注したと発表した。価格は420万~590万円。販売好調の理由は、アベノミクス便乗によるものなのか?

 先代と大きく違う点は、ハイブリッドモデルの追加とデザインにある。ハイブリッドは今やトヨタのお家芸であり、ISについても受注の約7割がそれというから採用効果は絶大。2500ccのエンジンとモーターの組み合わせによる相性はよい。デザイン面ではレクサスの定番となった“スピンドルグリル”の採用と、サイドからリヤへと流れる大胆なラインがスポーティーさをさらに演出した。話は少しそれるが、“スピンドルグリル”のスピンドルとは紡績機の糸を巻き取る軸であり、「トヨタのルーツが関係しているのでは」と話題になる事があるが、真相のほどは…。

 試乗は、受注の大半を占めるモデル“300h”を選択。走行台数の少ない休日に都内幹線道路を走ってみた。その第1印象はブレーキの効きがスポーツカー並みに良いこと。時速50キロ以上でのブレーキはメリハリがあり、運転の楽しさを後押しする。しかし低速時は力加減の調整が難しいため、ゆったり運転したい方にはおすすめできない。

 ダブルウイッシュボーン(フロント)とマルチリンク(リヤ)を採用した足回りは、速度に関係なく安定しており、ハンドリングは素直。これはBMW“3シリーズ”やメルセデスベンツ“Cクラス”への対抗心の表れで、一切遜色はないといっていいだろう。
 パワーに関しても十分で、2500cc直4エンジンをモーターがうまくアシストする。このハイブリッドシステム、エンジンの始動、停止がほぼ解らないレベルまで進化しており、もはや上品と言うしかない。遊び心も十分な操作性で、試乗に訪れた人は時間を掛けずに購入するという。(I・M)

スペック(IS300h)

全長×全幅×全高 4665×1810×1430mm
車両重量 1670kg
エンジン 直列4気筒DOHC 

総排気量2493cc
最高出力178ps(131kw)/6000rpm 
最大トルク 22.5kg・m(221N・m)/4200~4800rpm

モーター
最高出力143ps (105kw)
最大トルク30.6kg・m(300N・m)
燃料消費率(JC08モード) 23.2km/L
タイヤ 225/45R17
ブレーキシステム(前後) ベンチレーテッドディスク
サスペンション(前) ダブルウイッシュボーン
サスペンション(後) マルチリンク
車両販売価格 ¥5,380,000円