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August , 2017
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役に立たない英語おせーたる(1)「ド田舎」は何て言う?

2013年8月8日(木)12時00分更新
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「ド田舎」は何て言う?

 このたび、このコラムを担当することになりました、みなみです。生まれも育ちも日本ですが、ジャパンタイムズ社で編集記者を10年間したあと、渡米し、現在に至ります。在米7年目。最初の5年間を西海岸で過ごし、昨年、仕事の関係で中西部に引っ越しました。

 英語が好き、アメリカで一旗揚げるため、などという向上心に駆られたわけではなく、何か面白いものはないかとふらふらとアメリカに流れ着いたというのが正直なところ。そんなだから英語はいつまで経っても難しい、というのも率直な意見です。毎日、悪戦苦闘しているわけですが、その中から気になる英語表現を拾っていこうというのが、このコラムの趣旨です。

 初回の今回は、先週、西海岸に里帰りした話でも。私の知る限り、西海岸の人は西海岸が大好き。関西人が関西好きな感覚に似ている。その裏返しに、ほかの地域を冗談交じりに非難するのが常だ。そのほかの地域から来た(里帰りした)私は、格好の冗談の標的となった。


Welcome home! How’s your life in the middle of nowhere?
(おかえり、辺ぴなとこの生活はどうよ?)

Oh, you look so Midwest now!
(うわっ、めっちゃ、中西部してるやん!)

Haven’t you tired of living in a flyover state yet?
(まだフライオーバー州の生活に退屈してないの?)などなど。


Middle of nowhere とは「どこか分からないような場所のど真ん中」、言い換えれば「ド田舎」。Midwestは「中西部」の意味で普通に使われる言葉だが、ここで使われているMidwest には「田舎者」のニュアンスが含まれている。Flyover state(s) は直訳すれば「飛行機で飛び越える州」。意味としては、アメリカで重要なのは基本的に両海岸のみで、そこでは人が飛行機の乗り降りをするが、それ以外の地域は飛行機でスルーするだけ。つまり、アメリカ中央部は注目に値しない場所だという暗示なのだ。

 一つ思い出したが、I don’t mind relocating as long as I get a job! (仕事にありつけるなら、引っ越しもいとわない!)などと必死に仕事を探していたとき、西海岸の友達にBut you don’t want to end up in one of flyover states, do you?(でも、行きついた先がフライオーバー州の一つだったら嫌でしょ?)と言われたのを思い出した。そして、 one of flyover states に行きついた私っていったい…。