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November , 2017
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いつどんな場所でも陳情を受け付ける!?議員レスラー・西村修

2013年8月10日(土)10時00分更新
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 東京・文京区の区議会議員レスラー・西村修の拠点は、東京ドームの白い屋根を見下ろす議員控室。素晴らしい景色を楽しめるが、腰を落ち着けられるのは、書類を作成する時間だけだ。

 地域住民に最も近い区議会議員の仕事は、生活に密着した仕事が主だ。街灯の修理、側溝の掃除・・・区民からのお願いに細かく答えていく。

 食育などライフワークとするテーマをいくつも掲げる西村議員だが、実際の活動は地道そのもの。ストレスもたまりそうだが「新日本プロレスの若手時代のことを思ったら、なんでもない」とキッパリ。先輩レスラーの雑用をこなした経験が役立っている。

「プロレスラーでよかった。今の私があるのは、すべてプロレスのおかげ」と言い切る。全日本プロレス、WNCなどレスラーとしての活動も続けているが、議員レスラーらしい気配りに感心させられてことがある。

 両国国技館大会に参戦していた西村に、ある「陳情」が届いた。
この日の両国国技館には、升席に慣れていないファンが多かったのか、脱いだ靴を席の手前下あるいは後ろの収納スペースにしまわず通路に置いたままというケースが目立っていた。
 狭い升席の通路。特に試合中は場内の照明が落とされるので、暗くてよく見えない。しかも寒いのでブーツなど背の高い靴が多く、ところによっては障害物競走のようだ。つまずいている人や、つんのめっている人もチラホラ。コケてしまい大泣きしている子供もいた。

 そんな中、西村に「危ないから何とかしてください」とメールが届いた。西村はシャワーもそこそこに、リングアナウンサーに事情を話し対処するよう申し出た。その結果、休憩時間中に場内アナウンスが流れ注意を喚起。「あ、こんな所に靴をしまう場所があるんだ!」と驚きの声が聞かれ、事態は改善された。
「ケガ人が出る前に対処できて良かったです」と安堵の表情の西村は「プロレス会場でケガしたら、プロレスが嫌いになってしまう。そしてもうプロレスを見なくなってしまいかねない。でもそれは悲しい。プロレスは私の故郷だから」とニッコリ。
「今日はプロレスラー・西村修でしたが、プロレス会場でも陳情に答えられてよかった」と振り返っている。