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November , 2017
Thursday


役に立たない英語おせーたる(2)銃にまつわる日常会話

2013年8月12日(月)12時00分更新
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 中西部に来てすぐ、西海岸では見かけなかった(あるいは気付かなかった)ものを頻繁に(というか、行く先々で)見かけるようになった。それは「銃持ち込み禁止」のサイン。スーパーや、図書館、レクリエーションセンターなどの入り口に、必ずと言っていいほど「銃持ち込み禁止」のシールが貼られている。なるほど、アメリカは銃社会なのだ。
 そんなだから、日常の会話には普通に銃の話が出てくる。あるとき、Glock: The Rise of America’s Gunという本を読んでいたら、同僚が目ざとく見つけて話しかけてきた。


 

 Do you like Glock pistols?
(グロックのピストルが好きなのかよ)

Not really. I’m just curious about how hand guns have spread across this country, which is why I’m reading this.
(別に。アメリカでなんでこんな短銃が広がったんかなと思って、読んでるだけ)と私。

I prefer Colt to Glock. Their performance is way better than Glock.
(グロックよりコルトだ。断然性能がいい)

Do you have a Colt?
(コルト持ってんの)

Yeah, a couple of Colts and few others.
(コルト2丁とあと数丁)

 マジか?! 何丁も銃を持ってどうしようというのだ? 性能がいいとはどういう意味だ? 人を殺したことがあるのか?と聞きたかったがやめた。
 別の機会に、ほかの同僚と彼の妻の誕生日の話をしていて、誕生日プレセントについて聞いたら、意外な答えが返ってきた。

I gave her a .38-caliber hand gun.
(38口径の銃をあげた)

What?!
(げっ)

と否定的な驚がくを露わにしたつもりだったが、彼は肯定的にとったらしく、誇らしげに続けた。

It’s a Smith & Wesson concealable gun, weighing less than 1 pound. Good for my wife to carry in her purse.
(スミス&ウェッソンの隠し持ちできる銃だ、しかも重さは1パウンド以下。嫁がバッグに入れて持ち歩くのに最適)


 さらに引き出しから.38口径の薬きょうを出してきて「銃そのものは小さいが、こんな大きな弾丸が打てるパワフルな銃だ」らしきことを言っていた。
 職場のデスクに薬きょうを持っている意味も、嫁に銃を携帯させる意味も、私には分からない。
 多くのアメリカ人はどうやら、銃は護身用と考えている(勘違いしている?)ようだ。銃による死亡者が3万人以上で、その大半が事故と自殺っていうんだから、護身というより、身の回りにあるだけで危険な物のように思えるけど、ねえ。