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檻の中のライオン、のはずが突然「ワン、ワン!」

2013年8月21日(水)04時18分更新
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CNNのニュース動画

 

 さすが中国、と言うべきか!? 河南省?河市人民公園内の動物園に、幼い子供を連れて行った母親が、異変に気づいた。「アフリカ・ライオン」との表示がある檻の中の茶色い毛に覆われた動物が、突然「ワン、ワン!」と鳴き出したのだ。

「教育目的で息子を連れて行ったのに、何なの、これは!?」。母親は子供に「これはライオンじゃなくて、イヌよ!」と諭したが、息子は「ライオンだよ、ライオン。お母さんはボクをだまそうとしている」。母親は怒りを爆発させて「来場者を馬鹿にしきっている」と、インターネットに投稿。そのため、この信じられない“悪行”が世界中に知れ渡ってしまった。

 北京青年報などが報じたところによるとこの動物園は、公園側が個人に運営を請け負わせているものだった。こんなインチキを知って呆れた公園側は、運営者との契約を打ち切ろうと協議を始めたという。

 さて、ここで気になるのは、どんなイヌを「ライオンの檻」に入れていたのか?ということ。どうやら「チベタンマスチフ」という大型犬だったようだ。

 管理者は今回の一件について「本物のライオンは繁殖のために貸し出し中。たまたま飼育員の1人が出張に出かけることになって、(個人的に)飼育しているチベタンマスチフの世話をしてやることになった。このイヌは獰猛なので、暫定的にライオンの檻の中に入れた。ライオンは(貸し出し先で)交尾が終われば、すぐに戻ってくる」」と、いかにも苦しい言い訳をしている。なぜ、これが言い訳と見られているかというと――。

 この動物園では「オオカミ」と表示されていたのもイヌで、ただのキツネにも「国家1級保護動物・金線豹」と紹介していたという。また「大蛇」との表示がある展示室で「大型のネズミ」と見られる動物を飼育していた。もはや札付きの“インチキ動物園”として有名だったわけだ。

 それでも「わざとこのような状況にしたのではない。資金不足だったわけでもない。たまたま一部の動物がいなかった。偶然だ」などと管理者は、この期に及んで、まだ言い逃れを連発している。動物園は14日に一般公開を取りやめたという。
(サーチナほか)