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October , 2017
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ドクター林の健康トラの穴 第8回「抗ガン剤による治療とは」

2013年10月5日(土)12時04分更新
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ガンの治療法は第一選択としての手術、そして手術ができないような患者さんには放射線治療、そしてこれも効果のない人への次なる治療法は抗ガン剤と呼ばれる薬による治療です。

病巣があちこちの部位に広がっているガンにはこれしかありません。

最近でこそ副作用の少ない抗ガン剤が使用されるようになって来ましたが、従来は抗ガン剤の使用といえば副作用が強く、しかも点滴などで注入するため身体全体に回り確かにガン細胞に効くとしても正常の細胞までダメージを受け、その副作用で亡くなってしまうケースが多々見られました。

ガン細胞は死んだけど人も死んじゃった、ということがよくありました。

強い枯葉剤のようなもので身体全体の細胞をじゅうたん爆撃するわけですから当然のことです。

死亡するまでいかなくとも副作用として頭髪が抜けてしまったり、気持ちが悪くなって食事が食べられず衰弱したり、多くの口内炎ができたり、白血球が少なくなって感染を起こしやすくなったりとか多くの副作用に苦しむ人が殆どといっていいほどでした。

確かに放射線同様、抗ガン剤によく反応するガンもありますが1年後くらいにはガンが再発してそのときにはもう効かなくなっているということがよく見られました。

近年はそういった副作用を軽減した抗ガン剤ができてきまして注射しても気持ち悪くもなく頭髪が抜けることもなくなってきています。

抗ガン剤を注射するときも身体全体に回るように注入するのでなくガン細胞に行っている動脈に選択的に注入してガン細胞だけを攻撃するような方法が増えています。

しかしあちこちに転移しているようなガンに対しては従来どおり身体全体へのじゅうたん爆撃なのです。

副作用が少ないということはそれだけ効果も少ないということが考えられ十分な治療とは言い難そうです。

強い抗ガン剤を使えばそれだけガン細胞には効きますが正常な細胞まで死んでしまう、弱い抗ガン剤を使えば副作用は少ないがガンに対してはあまり効き目がない。

強い薬では身体が衰弱したりして免疫力が落ち肺炎にかかって死んでしまう、薬が強くなければだんだんガン細胞が広がってこれも免疫力を奪い続発症を引き起こして結局死んでしまう。

抗ガン剤もガンの種類と広がりを選んで投与すれば効果はかなり上がると思います。

やはりガンの治療は小さいうちに見つけて取れるものは取る、取れないものは放射線や抗ガン剤など適切なものを選択してすばやく行う、やはり早期発見、早期治療が全てのようです。

Dr.hayashi

本名 林 雅之

1949生

千葉市出身

秋田大学医学部卒業

現在 医療法人社団祐光会理事長 弘邦医院院長

内科医として地域医療に従事する傍らスポーツドクターとして

東京都テコンドー協会会長

新日本プロレス 全日本プロレス ゼロワンなど各プロレス団体のリングドクターを務めている

メディカルエンターテナーとして「笑いと健康」をテーマにライブ活動を各地で行っている

ED治療に関しては日本での第一人者であり「男力復活」に取り組んでいる。

 

著書 

ガンやリウマチに効果のある免疫療法(本の泉社)

  リングドクターが見たプロレスラーの秘密(三一書房)

  脳で感じるセックス入門(扶桑社)

  など20数冊

 

新聞連載

  日刊ゲンダイ(関西版) ドクター林の性の相談室

 

ラジオ 

  かつしかFM ドクター林の健康げらげらクリニック(水曜日20:00~21:00)