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〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」 ナマズ編

2013年10月12日(土)07時18分更新
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フリーハンター「ナマズ」

フリーハンター「ナマズ」

 世界中でフライやから揚げの食材として重用されている食材が日本で大繁殖しています。それは〝ナマズ〟で、簡単に大量に釣れます。

  古来から、日本ではナマズ料理は栄養価が高いスタミナ食として、夏場はウナギやドジョウに並んで珍重されてきました。鍋や天ぷらは高級料理だし、川や池がきれいな各地で郷土料理、名物料理として提供されています。

 ただし、今回取り上げる無尽蔵に獲れるナマズは、チャネルキャットフィッシュことアメリカナマズです。外来魚です。日本の生態系を乱す外来魚としてはブラックバスやブルーギルが悪名高いですが、アメリカナマズはブラックバスさえ丸飲みしてしまう怪魚です。

 でも、この連載でいつも書いていますが、おいしいんです。アメリカ原産で、カナダ、メキシコにもいて、あまりにおいしいのでヨーロッパ全域、東南アジア、そして日本にも輸入され、養殖され、それが自生するようになりました。

 日本には1971年に養殖魚として輸入されましたが、すぐに問題とならず、なぜここ10年ほどで騒がれるようになったのでしょうか。霞ヶ浦の漁業関係者は「チャネルキャットフィッシュはおいしい。でも、ワカサギをバクバク食べるし、ヒレのトゲが鋭くて漁業者がけがしてしまうのでうとまれるようになった。以前はブルーギルとブラックバスがチャネルキャットフィッシュの卵を食べていたので、それほど増えなかったのに、長期戦でここ10年はチャネルキャットフィッシュがブルーギルたちを制圧するようになってきた。ブラックバスが釣れなくなってきた理由は、チャネルキャットフィッシュが理由なんです」と話してくれました。ヒレのトゲが鋭すぎるので、水鳥も捕食しようとしないし、無敵だといえるでしょう。

 さて、どこで、どう釣るか。関東では霞ヶ浦や利根川水系、そこにつながる川や池にいます。関西では琵琶湖やそこにつながる川にいます。ほかにもいろいろなところにいるでしょう。ポイントは、夕方から釣ることです。ナマズなので夜行性。明るいうちから20、30センチほどの小さいのも釣れますが、暗くなるにしたがってサイズがアップしていくでしょう。50センチ、60センチどころか大きくなると1メートルにもなります。

 エサはミミズでよいでしょう。ちょい投げで水底にぶっこんでおけば、合わせもいらず、向こうから勝手に掛かってくれます。気をつけなければいけないのは、胸ビレと背ビレのトゲ。とにかく硬く鋭いので、釣ったあとは要注意です。そこだけ注意すれば、持ち帰って三枚おろしにし、天ぷら、から揚げ、フライ、蒲焼き、みそ汁など、くせがない白身なので万能です。