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October , 2017
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サトノノブレス(菊花賞に出走予定)

2013年10月16日(水)11時56分更新
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「天皇賞を勝つことこそ、オーナーブリーダーの最高の栄誉」という信念のもと、自家生産の長距離系種牡馬を重用し、メジロアサマ→メジロティターン→メジロマックイーンによる父子3代天皇賞制覇の偉業を達成したのがメジロ牧場。ほかにも3冠牝馬のメジロラモーヌや、メジロドーベル、メジロライアンなど多くの名馬を生産、所有してきたが、長引く馬産地不況と成績不振のため、2011年の5月に解散に追い込まれたのは記憶に新しい。
神戸新聞杯3着で菊花賞への出走権を手にしたサトノノブレスは、このメジロ牧場が生産した最後の世代となる。母クライウィズジョイ(父トニービン)自身は未勝利馬ながら、産駒のヒカルオオゾラが中距離重賞戦線で活躍(エプソムCで2年連続2着したほか、関屋記念でも2着)。4代母アンティックヴァリューの産駒に桜花賞、オークスの2冠を制したベガがいる。
ベガは繁殖としても名牝で、アドマイヤベガ(日本ダービー)、アドマイヤボス(セントライト記念)、アドマイヤドン(2年連続最優秀ダートホース)を生んだ。アンティックヴァリューをボトムラインとするサトノノブレスの牝系から〝メジロ〟 ブランドらしさは感じられないが、これがクラシック馬の生産牧場として名を残す最後のチャンス。心情的には応援したい。 (笹栗康昭)