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G線上のホース 菊花賞 「踊れない今年の菊花賞」

2013年10月19日(土)08時45分更新
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京都11R 菊花賞

【推奨馬】タマモベストプレイ

◎タマモベストプレイ
○ヤマイチパートナー
▲バンデ
△テイエムイナズマ
△ラストインパクト
△アクションスター
△エピファネイア
☆ダービーフィズ

 菊花賞はとにかく血統に注目。近年は血統にダンスインザダークが入っている馬だけを抽出するだけで良かったと言っても過言ではなく、昨年はダンスインザダーク産駒不在の中で全弟トーセンダンス産駒のユウキソルジャーが3着(7番人気)だった。
 今年の出走馬に該当馬は…なし。独自に血統を分析し仮説を立てる必要がある。とにかく3000mを走り切れる距離適性と潜在的なスタミナが不可欠。個人的に競争馬の血統の特徴が顕著に表れてくるのは「3歳の秋」だと思っているのでこれまでの実績もそこまで重要視しない。
 何頭か気になる存在がいる中で狙いは(父フジキセキ、母父ノーザンテースト)のタマモベストプレイ。皐月賞(5着)→ダービー(8着)で前走の神戸新聞杯も5着。字面を見ただけではスタミナが有るとは到底思えないし、兄弟馬も軒並み短距離馬。「こんな馬を買うなんて素人」と思われるかもしれない。だが、そこには大きな隔たりが有る。
 3代母ロイヤルサッシュにノーザンテースト→ディクタスと配合を重ねて生まれたのがサッカーボーイ。現役時代はマイラーとして活躍したが種牡馬としては、ヒシミラクル(菊花賞・天皇賞春)やナリタトップロード(菊花賞・天皇賞春2着)、アイポッパー(阪神大賞典・ステイヤーズS)といった長距離馬を輩出し、母父としてマイネルキッツ(天皇賞春)まで出している。
 先のロイヤルサッシュに→ディクタス→ノーザンテーストと配合を重ねて産まれたのが、タマモベストプレイの母ホットプレイになる。「血の濃さ」こそ違うものの、血統構成はあのサッカーボーイそのもの。兄弟馬の実績は短距離に集中しているが、この距離の大レースに出走した前例はなく、だからこそ同馬の能力が兄弟と違うことを体現している。父フジキセキも菊花賞2着馬を輩出しており、卓越したスタミナ血統が存在しない今年の菊花賞ならば堂々と推したい。鞍上の和田も07年2着、08年3着と過去8回騎乗した菊花賞では全て人気以上に持ってきており、ここは得意とも言える舞台。デビューから乗り続けているのも心強い。
 相手には前走が良い負け方だったヤマイチパートナーを。母父リアルシャダイ、母系には名牝シラオキの名も有り、スタミナ比べならば望むところか。バンデは出走馬中唯一サンデーサイレンスの血が入っていないが、それを活かせる持久戦に持ち込めれば1発有る。断然人気のエピファネイアは気性面と血統面から大きく割り引き。牡馬クラシック未勝利の鞍上からも評価を下げた。馬券は単複と印各馬への馬連でシンプルに勝負する。
 

【若駒推奨馬】

京都8R かえで賞 シゲルカガ

 (掲載ページ変更以前から)過去何度も当欄で取り上げている新種牡馬パイロ。芝惨敗からの初ダートで狙っていくのが定石のはずなのだが、産駒成績を振り返るとダート(2.1.3.15)で、芝(1.2.1.9)と実は大差がない。芝で勝った唯一の産駒がシゲルカガ。前走は芝重賞で惨敗からの初ダートで絶好の狙い時だったのだが、鞍上と馬が完全にケンカしていてはお話にならず5着惨敗。思えば小倉2歳Sも大外枠から慎重に乗りすぎた感もあり、デビュー戦で勝利に導いた国分恭に手が戻るのは想像以上に大きい。雨予報で高速決着は回避できそう。ならば内枠からの積極策でこの馬の残り目は十分にあると読む。馬券は単複を中心に5、6、10、1、4へ流す。

東京5R メイクデビュー(芝1400m) サンキュージョン

 スプリンターズS当日に推奨も、他馬に蹴られまさかの除外。幸いにも大した影響はなく、今度こその意味を込めて再推奨。
 父プットイットバックはインリアリティー系オナーアンドグローリー産駒。決してメジャーな種牡馬ではなく、これまで日本で走った産駒は1頭のみ。ただ、その1頭が07年のCBC賞を制したブラックバースピンだから恐れ入る。同馬はデビュー直後の早い時期から活躍を見せており、ダートでも好走歴が有った。母父ソングアンドプレイヤーも芝ダート兼用血統だけに、サンキュージョンの適性を判断するのは難しいが、中山のマイルよりは東京のこの条件の方が向いているのは間違いない。馬券は頭固定の馬単で1、12、8への3点勝負。

京都2R 2歳未勝利(ダ1800m) マスクゾロ

 父ロマンルーラーの父はあのフサイチペガサス。日本人馬主にケンタッキーダービー初制覇の称号をプレゼントした馬で、当然のダート血統。またロマンルーラーの母父もシルヴァーデピュティなので、こちらも文句なしのダート血統。マスクゾロのデビュー2戦(13着→8着)は芝でのもの。全く良い所が無かったが、ようやく適鞍を使ってきたここでは当然狙わなければならない。馬券は単複と8、3、6、10への馬連・ワイド・3連複で組み立てる。ちなみに母父ジャイアンツコーズウェイは芝・ダート兼用血統だが、来週出走予定の代表産駒には要注意。