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役に立たない英語おせーたる(10)「彼女にビビっとくる!」は Chemistry

2013年10月22日(火)01時55分更新
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 さて、今回はonline dating site(お見合いサイト)の続き。

 以前、来るのは変な人からのメールばかりと書いたが、中にはまともそうな人もいて、その一人と会うことになった。

 待ち合わせ場所のバーに着くと、彼は先に来ていて、”Hi, I’m Rob!”(ロブだよ、よろしく)と陽気にあいさつしてくる。背が高く、髪はシルバー、カジュアルにドレスアップしていて、第一印象はよかった。

 ところが、テーブルに着くや、額に汗かきかき弾丸トークを始め、自分のことばかりまくし立てるので、「何だ、この人は? 緊張しているのか? 私に興味がないのだな」と一人合点した。飲み代を持ってくれたのでよしとしようと、自分を納得させながら帰宅した。

 で、そこからだ。text(ケータイメールのこと)で突っ込んだ質問をしてくる。

 “Did you feel any chemistry?”(ケミストリーを感じたかい?)。Chemistryは「相性」のことだが、恋愛関係においては「ビビっとくる」ことを指す。

 “Um, I’m not sure, but I felt comfortable of being with you”(どうかなあ、でも一緒にいて心地よかったよ)。弾丸トークには圧倒されたが、おごってもらったのに「しゃべりすぎやねん!」とも言えまい。

 “That’s not enough. My culture says passionate love needs chemistry”(それだけじゃだめだ。情熱的な愛にはケミストリーが必要だって、僕の文化では言われてるんだ)。Passionate loveと来ましたか…。私、dramaはいらないんですけど。

 “Then, how about you? Did you feel any chemistry?”(ほな、あんたはどうなん? ケミストリーは感じたん?)

 “Yes, I do”(感じてるよ)

 “Wow, that’s straightforward. I like it, thanks. But then, why did you not ask me out again before we left?”(あらま、それはまた直球な…うれしい、ありがと。でも、それやったらなんで別れる前に次の約束せえへんかったん?)。

 “I want to see you again. I was acting a gentleman. Next step will be that I pick you up with flowers, we have nice dinner together, and we see how chemistry goes”(もう一度会いたい。紳士を演じてたんだ。花を持って君を迎えに行って、素敵なディナーをとって、ケミストリーがどう発展するか見てみよう。それが次のステップだ)。G, g, gentlemanですか…。でも、悪い展開ではない。

 “That’s what I want. Please ask me out anytime”(それええやん。いつでもデートに誘って)

 その後、毎日textしてくるが、特にデートの約束をしてくるわけではない。しびれを切らし、こちらから誘ってみた。

  “What will you do this weekend? I would like to ask you out”(今週末何してる? デートに誘いたいんやけど)

 “That’s flattering. But I’ve got to go to Pennsylvania for the weekend for family obligation, ugh!”(それはうれしいな。でも、家族の都合で週末はペンシルバニアにいくことになってるんだ、残念!)

 金曜日の夕方にも、先方からtextが来た。

 “I’m going to hit the road”(これから行ってくるよ)

 “Ah, are you driving to Penn. tonight? Drive safely”(あらら、今夜からペンシルバニアに行くの? 安全運転でね)

 “Thanks”(ありがとう)

 “See you when you are back”(帰ってきたら会おうね)

 その後、連絡なし。何の目的でこまめにtextしてきたのか、根拠が分からない。まったく、キツネにつままれた気分である。やっぱり、online dating siteには変な人しかいないのか?