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October , 2017
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G線上のホース 天皇賞 「名ばかりのGI」

2013年10月26日(土)10時44分更新
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東京11R 天皇賞

【推奨馬】トゥザグローリー

◎トゥザグローリー
○ジェンティルドンナ
▲コディーノ
△ジャスタウェイ
△アンコイルド
△トウケイヘイロー
△ナカヤマナイト
☆ヴェルデグリーン

 いつの間にか国内一流馬の最大目標が凱旋門賞になってしまった。物事には必ず良い面と悪い面が存在する。日本競馬界の悲願である凱旋門賞を獲りに行くのは当然、良い面。凱旋門賞を使ってしまうと一流馬が揃わない空洞の天皇賞が出来上がってしまう、これが悪い面。天皇賞の賞金はジャパンCの半額。外国馬は賞金目当てにジャパンCに参戦して来る。また、日本馬もより強い馬はジャパンCを目指す。今年の天皇賞はGI馬3頭。3頭の内、1年以内にGIを制しているのはジェンティルドンナだけである。これではとても権威に有るレースとは思えないのだが…。
 前置きが長くなったが予想に入る。まず馬場状態は悪くても稍重までは回復するだろうし、レース前には良馬場になる可能性まである。が、重要なのはそこではなく「直線のどこが伸びるのか」。見ている側は内外がフラットな方が面白いレースになるのだが、ここ数年の秋の東京は通るコースによって伸びる、伸びないの偏りが顕著な印象。昨年のジャパンCも上位2頭の通ったコースが最適だったからこそ、3着以下との差があそこまで開いたと考えている。
 土曜日の時点でどこが伸びるのかを当てるのはまず困難。それならば発想を変えよう。「直線でどの馬が1番伸びる場所を取れるのか」、こう考えてみる。逃げるトウケイヘイローはどこでもポジションが取れる。後は好位組がどう出向くか。ジェンティルドンナの岩田はそこが巧い。今回も早めに動き、まずはトウケイを潰す展開になる。問題はここから。好位を取りながら、4角で早めに動け、直線で速い上りが使える馬がいるかどうか。
 トゥザグローリーの前走がまさにそれで、ゴールドシップを目標に4角から強気に仕掛け、直線では1番伸びるコースを確保し一旦先頭。そこからはさすがに休養明けが響き伸びを欠いた(6着)が素晴らしい内容だった。9ヶ月半ぶりでここまでの立ち回りが出来ており、今回は叩き2戦目。ジャパンCの事は毛頭も考えていないだろう、ここが勝負になる。昨年の天皇賞は輸送時の事故渋滞で大きく馬体を減らして論外の競馬(18着)。一昨年の天皇賞は見せ場たっぷりだったが、消耗戦で仕掛けがワンテンポ早かった(5着)。今年のメンバーで仕掛けのタイミングさえ誤らなければチャンス十分。トウケイヘイローは前走が特殊馬場の恩恵、対戦相手からもこの3連勝は評価できない。エイシンフラッシュは3歳春以降は連勝がない様にスロー専門の馬。怖いのはジェンティルドンナだけだ。馬券は単複と○▲を本線にした馬連。余裕が有れば3連単フォーメーションで◎○▲→◎○▲→印各馬で組み立て、もしもの時の高配当を拾いにいく。

【若駒推奨馬】

新潟10R きんもくせい特別 セレッソレアル

 プリサイスエンド産駒を芝で買う。一見、無謀に思えるかもしれないが2歳のこの時期ならば通用しても全く驚かない。そもそも産駒の傾向はダート馬の印象が強いが、実は芝とダートの勝率に大きな差はない。
 今年の函館で開催された2歳馬のレースで1番高レベルだと私的に思っているのがコスモス賞。勝ち馬のマイネルフロストは勿論、いちょうS1番人気4着のサトノフェラーリ、札幌2歳S2着マイネルグレヴィルの壮絶な上位争いは記憶に新しい。そのレースで4馬身差4着だったのがセレッソレアル。ダート戦からの初芝に加え、4角11番手から追い上げており、負けたとはいえ非常に中身の濃い内容だった。直線が長くなる新潟外回りは歓迎で、この開催は夏とは違い時計が出にくくある程度のパワーも必要。この馬に最適の条件と言えよう。ここは単勝と馬連3-8の1点。

東京8R くるみ賞 マイネルギャルソン

 この時期のレースは路線もバラバラで能力比較が難しいが、忘れた頃にあのセオリーを。「中京の最終週で先行して負けた馬」を見直す。昨年ほどではなかったが今年の夏の中京も最終週は差し馬優勢の舞台。そこで先行して負けた馬は勿論、先行して圏内に残った馬を評価していくという単純な馬券術。
 ちなみに今年の中京2歳Sで逃げて2着に粘ったウインスプラッシュは既に先月のききょうSを5番人気で制している。その中京2歳Sを2番手から追走し、直線で馬場の悪い内側を走りながら3着に粘ったのがマイネルギャルソン。新馬戦を勝ったこの条件に戻ってくれば当然買わなければならない。馬券は単勝と馬連・馬単で9、7、4、6へ流す。

東京4R メイクデビュー(芝2000m) ライヨール

 天皇賞当日らしく素晴らしい組み合わせになった新馬戦。ダービー馬ディープブリランテの全弟ゼウスバローズ。そのディープブリランテを管理した矢作厩舎が送り込むキズナと同配合(ディープ×ストームキャット牝馬)のラングレー。馬主がこだわって同じ配合を4年連続で続けている弥生賞馬カミノタサハラの全弟ベルキャニオン(同馬は3頭目)。いずれも甲乙つけ難い。こういう時はあえて「無理をして甲乙を付けない」のも立派な手段。と言う訳で、4頭目のディープ産駒ライヨールを推奨。前述3頭の様なブランド力は無いものの、母ティエッチグレースは短距離ながら7勝した活躍馬。併せ馬で遅れたせいか、人気も必要以上に下がり気味。鞍上からも4頭の中で1番前に行くであろうこの馬から馬券を買ってみたい。フォーメーションで3→1、2、4→1、2、4の3連複と3連単が面白い。