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新日本プロレスと巨人軍

2013年10月27日(日)11時09分更新
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2013年のプロ野球シーズンもフィナーレを迎えようとしている。

 

 

今年も巨人ファンが歓喜の声を上げるのか、注目されるが、かつて巨人軍の練習グランドは、新日本プロレス道場の近くにあった。

 

 

現在も巨人・原辰徳監督はプロレスファンとして知られており、タイガーマスクらと交流しているが、同じ多摩川の堤防をランニングしていた頃には、多くのレスラーと巨人軍ナインが顔見知りだった、

 

 

ただし、ともに1980年(昭和年)にデビューした、仲野信市と保永昇男は、ちょっと複雑だ。二人は巨人軍の定岡正二に似ていると言われていた。

 

 

そっくりとはいかないが、身長も185センチ前後で体型も似ており、遠目からみれば、雰囲気はあった。定岡は高校野球で甲子園球場を沸かし、1974年のドラフト1位で巨人に入団。1980年に初勝利をあげた人気選手。二人とも悪い気はしなかったはず。

 

 

ただし、苦労もあった。ある先輩レスラーの家に、保永ファンたちが遊びに行った時のこと。「巨人の定岡に似ている若手を呼ぶから」となり、キャーッと歓声が上がった。すっかり保永だと思い込んでいたところ、来たのは仲野だった。期待していた女性ファンが泣き出してしまったという。

 

 

仲野は自分が悪い訳でもないのに「おまえのせいだ」と先輩にさんざん怒られてしまった。板の間に正座させられ、出前のカレーライスもそこで食べたという。「理不尽だよね。でも先輩には逆らえないし・・・。だから巨人の定岡を見るの、複雑な気分なんだ」とぼやくことしきりだった。

 

 

 

 

多摩川の土手をロードワークしていると、仲野と保永二人は、巨人のファンに「定岡さんですか」と声をかけられていた。「だから別のコースで走っていた。『違います、定岡じゃ、ありません』とか言うのも面倒なんで。二子玉川の駅の方へ向かって走る逆のコースとかね」と二人は振り返る。

 

 

今ではあまり「誰々に似ている」などと言う話も聞かないが、巨人の試合を見る度に、仲野と保永の苦笑いを思いだす。