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役に立たない英語おせーたる(11) ~の資格がないは「not eligible」

2013年10月28日(月)04時44分更新
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 米国にはuniversal healthcare system(国民皆保険制度)がないため、個人で民間の保険会社から健康保険を買うしかない。健康保険は高額なため、非加入人口は5000万(米国の総人口は3億1600万)に達する。

 この国の保険の仕組みはややこしくて困る。日本なら、医者にかかるときに保険証を見せ、帰りにニコニコ現金払いで終了。医療費がどんどん上がっているのを除けば、医者にかかりやすく、分かりやすい仕組みになっていると思う。米国で医者にかかるには、まず電話予約。必ず保険(保険会社、プラン、雇用主など)について聞かれ、照合される。医者は基本、保険のない患者を受け付けない。そして診察となるが、支払いは後日。というのも、保険でどこまでカバーされるか医者側では分からないため、保険会社に問い合わせをしてから、患者負担が確定するのだ。それから患者に請求書が送付される。金持ちでもない限り、診察にいくらかかったのか、請求書が届くまでドキドキして過ごすことになる。

 私が加入する健康保険は定期健診がカバーされる。視力検査を受けようと、目医者に予約を入れた。予約日の数日前になって目医者の受付から電話で”You are not eligible for an annual eye exam. Please contact your insurance company.”(あなたには目の定期検査を受ける資格がありません。保険会社に連絡してください)と言われた。カバーされるはずの保険なのに。なので、言われたとおり、保険会社に連絡した。

 “I made an appointment with an eye doctor for an annual exam, but I was told that I’m not eligible. Will you check what is wrong?”(年に一度の視力検査を予約したが、その資格がないと言われた。何が悪いか調べてよ)

 保険会社の陽気なカスタマーサービスは、”I checked and found you are eligible. You can take the annual exam. No worries.”(調べましたが、資格がありますよ。検査を受けられます。ご心配なく)と言うが、検査に行ったはいいが、無料のはずの検査に法外な検査料を請求されたってなことになっては目も当てられない。

 “How can I prove that I’m eligible to the doctor?”(医者に証明するにはどうすりゃいいんだ?)

 “Then, tell the doctor to contact us at this number.”(では、この番号に電話してもらってください)と言って、電話番号を渡された。

 目医者に電話をし、その旨を伝えると、医者が患者の保険情報を確認することはできないという。”How did you know I’m not eligible, huh?”(私に資格がないっていうのはどうやって知ったんだよ?!)とキレてやったが、無視され、保険会社のカスタマーサービスではなくvision insurance(保険会社の中の目の保険部門)と話をするよう言われた。

 Vision insuranceに電話すると、”We don’t have control over your insurance. Please contact our customer services.”(私どもではあなたの保険をどうこうすることはできません。カスタマーサービスに電話してください)。タライ回しとはこのことである。

 再度カスタマーサービスに電話するころには怒り心頭で、経緯を説明しながらブチ切れたら、カバーされることを証明するconfirmation number(確認番号)なるものを発行してくれた。この番号を目医者に伝え、ようやく受診OKとなった。

 さて、診察日当日、予約時間に目医者に行くと、受付で”Your confirmation number is no longer valid.”(照会番号は有効じゃない)と言われ、結局、検査が受けられなかった。受付の姉ちゃんの態度の悪さと、保険会社の手際の悪さで、非常に不愉快な思いをした。その目医者には二度と行かないとして、保険会社には相当のいちゃもんをつけなければならないのだが、それには時間と労力が必要なので、もう少し充電してからになりそうだ。