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October , 2017
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ドクター林の健康トラの穴 第12回「東洋医学の重要性」

2013年10月31日(木)12時30分更新
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 真の予防医学とは病気を早期に見つけることではなく病気にならないようにすること、

 そのためには血液中の白血球、リンパ球というものを強くし、また腸内細菌叢のバランスを良くしておくこと。

 ずっとお話してきましたように西洋医学では悪いところをいち早く見つけてそれを徹底的に除去、修復することに心血を注いでいます。

 

 それだけでは不十分な点が多く、臓器ばかりを細かく見るのではなく身体全体を見ながら治療することも必要ではないかという考えがあり、これが最近耳にする代替医療、統合医療というものです。

 

 東洋医学はこの範疇に入り漢方薬は医師の間でも使われています。身体全体をみて処方されるものですから悪いところだけを治すというのではなく身体全体のバランスを整える、という考え方に基づ

 いているものです。

 

 未病という言葉があります。

 これは医学用語ではありませんが、現在は病気ではないがもう少しで、或いはこれ以上不摂生すると病気になる、という状態をこう呼ぶものです。

 西洋医学にはこのような言葉はありません。その病気がはっきりと見えればすぐに治療にかかりますが見えないものには静観するしかないのです。

 

 西洋医学が一つ一つの臓器の解剖や働きを細かく詳しく調べてきたのに対し東洋医学は身体全体を見てそのバランスを整える、解剖よりも経絡という目には見えない身体の調節機構を鍼灸や指圧など

 で改善してゆくことによって身体全体の働きを整えようというものです。

 

 身体のバランスを調整することによって病気になりそうな身体もうまく修復することができます。

 通常の医療でよくならなかった病気も良くなった、という例は数多く見られます。

 

 このように東洋医学の思想と技術には奥深いものがあり、あくまで東洋医学的観点から人間を病気を診なければならないのに、

 最近の東洋医学は、西洋医学を学びそれと同じ土俵で医学を考えるようになっています。

 

 このことは東洋医学の本質から離れたものであり東洋医学の効果が発揮されず衰退につながるのではと危惧しています。

 

 またこの未病という状態は免疫力の狂い、すなわち白血球、リンパ球の働きの弱まりなどですからこれらを改善することで未病から回復することができます。

 

 この役割を果たすべきものが健康食品と呼ばれるものだと思います。

 

 しかしこの健康食品には効果のあるものないもの、ピンキリで取捨選択して服用することが必要です。

Dr.hayashi

本名 林 雅之

1949生

千葉市出身

秋田大学医学部卒業

現在 医療法人社団祐光会理事長 弘邦医院院長

内科医として地域医療に従事する傍らスポーツドクターとして

東京都テコンドー協会会長

新日本プロレス 全日本プロレス ゼロワンなど各プロレス団体のリングドクターを務めている

メディカルエンターテナーとして「笑いと健康」をテーマにライブ活動を各地で行っている

ED治療に関しては日本での第一人者であり「男力復活」に取り組んでいる。

 

著書 

ガンやリウマチに効果のある免疫療法(本の泉社)

  リングドクターが見たプロレスラーの秘密(三一書房)

  脳で感じるセックス入門(扶桑社)

  など20数冊

 

新聞連載

  日刊ゲンダイ(関西版) ドクター林の性の相談室