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米新聞、150年前の記事でリンカーン大統領に「お詫びと訂正」

2013年11月15日(金)05時41分更新
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奴隷制度撤廃を掲げたリンカーン大統領

奴隷制度を撤廃したリンカーン大統領

 米国・ペンシルベニア州ゲティスバーグ近くで発行する地元紙「パトリオット・ニュース」が先週、150年前に掲載した社説について「お詫びと訂正」を出した。一体何事かというとコレ、エイブラハム・リンカーン大統領が行った、あの有名なゲティスバーグ演説を同紙は当時、社説で「バカげた発言」と一蹴していたのだ。

 奴隷制度をめぐり勃発した南北戦争の最中、リンカーン大統領がゲティスバーグの地で演説したのがそれ。「人民の人民による人民のための政治」という一節は、あまりに有名だ。

 米国では独立宣言、合衆国憲法と並んで、アメリカ史に特別な位置を占めるゲティスバーグ演説だけに「バカげた発言」と批判した同紙の社説は、先見の明の無さを露呈。ちょうど150年を迎える11月19日を前に「時代の重要性、時を越えたな能弁さ、普遍的な輝きを見抜くことができなかった」と同紙の大先輩に代わり、真摯な反省文を掲載した。

 リンカーン大統領については、スティーブン・スピルバーグ監督の映画「リンカーン」が昨年、全米で公開され、再注目された。ちなみに、同作でリンカーンを演じた英国出身の俳優ダニエル・デイ・ルイス(56)は、史上初となる3度目の米アカデミー賞主演男優賞を受賞している。