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ウインバリアシオン ハーツ産駒は牝系にパワー型の米血を持つ馬が走る

2013年12月18日(水)10時27分更新
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1年5か月ぶり、しかも30キロの馬体増にもかかわらず金鯱賞で3着まで追い上げたウインバリアシオン。ダービー、菊花賞でオルフェーヴルと接戦を演じた底力は十分に見せつけた。ここはオルフェーヴルのラストランになるだけに、同期のライバルに雪辱する最後の機会だ。

母スーパーバレリーナは4戦未勝利。祖母カウントオンアチェンジはダート7ハロンのステークス2つを含め北米で6勝を挙げたが、両馬とも繁殖牝馬としてはもうひとつだった。だがさかのぼれば、曽祖母のカウントオンキャシーは、直子からは重賞勝ち馬を出せなかったものの、孫からはBCジュヴェナイルフィリーズに勝ち、米2歳牝馬チャンピオンとなったカウンテスダイアナ、ベルダムS、ガゼルHと米GⅠ2勝のエクソジェナスが出ている。さらに4代母ウォーエクスチェンジのひ孫にはBCクラシック、ドバイワールドCなどGⅠ7勝を挙げ、07、08年と2年連続米年度代表馬に輝いた名馬カーリンが出るなど、魅力ある牝系を構築している。

ハーツクライ産駒といえばジャスタウェイが天皇賞・秋を制覇したが、母の父はBCクラシックの勝ち馬ワイルドアゲイン。対してウインバリアシオンの母もストームバード×タイムフォーアチェンジという米国血統。ハーツクライ産駒は牝系にパワー型の米血を持つ馬が走るようだ。休養が長かっただけに使われた上積みは大きいウインバリアシオン。ディープインパクトに土をつけた8年前の父を再現できるか。 (笹栗康昭)