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November , 2017
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初代タイガーマスクVS小林邦昭「ジュニア版名勝負数え歌」の秘密

2013年12月26日(木)11時09分更新
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初代タイガーマスクの佐山聡。素顔時代から黄金の虎マスクに化身し、波乱もあったが、デビューして37年。現在もレジェンドとして輝き、その存在感は圧倒的だ。

 

 

 佐山には何人ものライバルがいるが、一番の宿敵といえば〝虎ハンター〟小林邦昭だろう。いくたの名勝負を繰り広げてきた。キック合戦、スープレックス合戦など、激しい技の攻防はもちろん、小林のマスク剥ぎにエキサイトする虎戦士の想定外の激怒っぷりに、会場は沸きに沸いた。

 

 

 黄金の虎伝説はもちろん佐山のずば抜けたポテンシャル、格闘センスがあったればこそ。とはいえ小林とのジュニア版名勝負数え歌の存在も欠かせない。

 

 

永遠のライバルのように思われていた2人にも、最近になってレジェンド・ザ・プロレスリングのマットでタッグを組むなど、新たな局面も出てきている。初コンビ結成の際には、息もピッタリで、連携プレーも披露しファンを沸かせたものだ。

 

 

実はこの2人、昔から仲が良かった。ヤングライオンの頃からウマが合い、プライベートでは行動を共にすることも多かった。

 

 

若くして入門した小林は「三平ちゃん」と猪木に命名され、先輩レスラーやスタッフからも可愛がられていた。中でも、年齢ではひとつ下で3年後輩の佐山とは親友だった。

 

 

抗争を繰り広げている間は距離を取り、試合に集中していたそうだが、その後は再び濃密な付き合いが復活した。新日本プロレスから離脱し、自身の道を切り開いた佐山のジムを訪れた小林が、ちゃんこの作り方を指導するなど、頻繁に行き来していた。

 

 

うんと仲が良い、あるいは逆にうんと仲が悪い方が、名勝負は生まれやすいという。前者はお互いを認め合い信頼関係があるから思いっきり相手にぶつかれる、後者は憎悪や嫉妬が激しいエネルギーとなって、白熱の試合になるのだろう。

 

 

マット界には「名勝負」を繰り広げたライバル関係がいくつも存在する。あの二人は? そしてこの二人は? 両者の関係に思いを巡らせてみるのも、プロレスの楽しみ方のひとつかも知れない。