20
November , 2017
Monday


役に立たない英語おせーたる(14)○○の常とう手段

2013年12月28日(土)04時38分更新
Pocket

 米国のインターネットサービスプロバイダーのサービスはなってない! サービスが向上しないのは、地域ごとに巨大企業が市場をコントロールしているからだ。例えば、私が暮らす地域はTime Warner Cableが市場を独占している。

 Time Warner Cableは、Warner Bros.やTime、その他を所有する一大メディア複合企業Time Warnerのインフラ部分だ。インターネット接続のほかに、ケーブルや電話サービスを提供する。しばらく前、CBS(テレビネットワークの一つで、Time Warner Cableにしてみれば、コンテンツプロバイダー)との価格交渉が決裂し、利用者の不便を顧みず、Time Warner CableがCBSの放映を取りやめ、ウエブへのアクセスをブロックした。これを英語ではblackout(サービスがなくなること)と呼ぶ。

 話をインターネットに戻す。日本では光ファイバーが普及し、200Mbpsだの1Gbpsだのと高速が普通だろう。しかも価格は月々5,000円程度。それに引き換え、米国はいまだにcopper cable(銅ケーブル)で、光ファイバーが一般化しそうな気配はない。私が利用しているbasic plan(基本プラン)はたったの3Mbps。最初の一年間はpromotion campaign(販促期間)ということで、料金はルーターのレンタル料を入れて34ドルだった。それが最近になって、連絡もなしに5ドル値上げ、翌月さらに3ドルアップし、42ドルになった。米国はごねてなんぼの社会だから、Time Warner Cableに連絡してみた。

 すると、「キャンペーンが終わったから5ドルアップしたんですよ。通常料金は52ドルですから、まだディスカウントは効いています。ワイヤレスルーターをレンタルしてますよね。ルーター会社が3ドル値上げしたんです。私たちにはどうしようもありません」とのこと。

 中途半端に5ドル値上げする理由が分からないし、通常料金が52ドルとは3Mbpsのサービスに対して法外な価格設定だ。ルーター会社の値上げにどうしようもないというのは説明になってない。というのも、ルーター会社は子会社なはずだからだ。

「42ドルは1年続くのか? そのあとどうなる? また値上げするのか?」と追及すると、「毎月10ドル上がります」。この説明に目玉が飛び出した。おそらく「月額52ドルになる」と言うのを言い間違えたのだろうとは察するが、「毎月10ドルアップってことは1年で120ドルアップじゃないか、やってられるか!」と言い放ってやった。

 同僚にTime Warner Cableの理不尽ぶりを話したら、「That’s the way Time Warner does business(Time Warnerの常とう手段だよ)。「the way ~ do(es) business」で、「~の常とう手段」。

 やめるって言ってやれ。そしたら、やつら態度を変えるよ」とのこと。来月、請求書が来たら、そう言ってやろうか。しかし、こんなくだらないことでいちいち交渉しないといけないのは、非常に時間と労力の無駄である。