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December , 2017
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クロネコとシロネコ

2014年1月6日(月)10時23分更新
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テレビ朝日「ワールドプロレスリング」の名解説者として知られる山崎一夫氏。神奈川・綾瀬市で「山崎バランス治療院」を開き、腰痛や肩こりで悩む人々を救ってもいる。

 

 

 山崎氏は1981年に新日本プロレスに入門し、UWFやUWFインターナショナルでも活躍した元レスラー。若手時代のあだ名は「シロネコ」だった。

 

 

 というのも、2006年に亡くなったブラックキャットさんが「クロネコ」と呼ばれていたからだ。1981年にメキシコからプロレス留学生として新日プロにやってきたブラックキャットさんは、当初は日本語もおぼつかなかったが「ワタシ、ニホンジン。ヨロシクオネガイシマス。モットニホンゴ、ウマクナリタイネ」などと積極的に話し、一日も早く日本に慣れようと必死だった。

 

 

 ほぼ同時期に新日プロ入りした山崎氏とブラックキャットさんは、いわば同期生。しかもウマが合ったようで、いつ何時でも一緒に行動していた。先輩レスラーのセコンドを2人で務めることも多く、先輩が入場して来る際には、まず2人並んで花道のファンの整理に出て来ていた。

 

 

「ブラックキャット」は、日本語に直すと「クロネコ」。その隣にいて、色白の山崎氏が「シロネコ」となるのは自然の流れだった。「クロネコとシロネコはとても仲良し、いつも一緒に並んでいました」とうと、まるで何かの絵本のようだが「クロネコ、シロネコ」は、すっかり認知されていた。

 

 

今では山崎氏がシロネコと呼ばれていたことを知る人も少ない。ブラックキャットさんの思い出話の折にこの話なると「うわ~! シロネコなんて何年ぶりに聞いたかな。恥ずかしいなぁ」と、思いっきり照れていた。天国のブラックキャットさんも、空から見て笑っていたに違いない。