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December , 2017
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役に立たない英語おせーたる(16)頑張れ!マー君

2014年1月10日(金)04時35分更新
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 アメリカ人はfootballが大好き。アメリカでfootballと言えば「アメリカンフットボール」を指すが、これはアメリカのエゴか? というのも、ほかの国でfootballは「サッカー」だ。そもそもアメフトは足(foot)でボール(ball)を扱うことが少ないのにfootballっていうのも、なんだかな~だ。アメリカのエゴはさておき、そんなfootballだけどアメリカ人の友人、特に男性の友達を作るのに役立つ。

 地元チームを応援するのが基本中の基本。阪神ファンの大阪人を想像すると分かりやすい。NFLチーム(プロ)が地元にない場合、大学のfootballチームが愛情を注ぐ対象となる。

 私がアメフトの知識なしに渡米した先がオレゴン、college football(大学アメフト)で有名な州だ。College football のシーズン、特にgame day(試合のある日、college footballは通常土曜日開催)は、町中がチームカラーの緑と黄色に染まる。スタジアムに行くか、スポーツバーに行くか、誰かの家に集まって試合を見るのが一般的。友人たちは私の無知を面白がり、”We will teach you Football 101”(アメフトの基本を教えてやる)なんて言いながら、スポーツバーに繰り出したものだ。101というのは大学などの基礎的な講義に振られる番号なのだが、それが転じて「基本」の意味で使われる。

 中西部に引っ越し、職場で新任のあいさつをした際、一言”I had lived in Oregon before I moved here. So, as you imagine, I’m a Duck”(こちらに越してくる前はオレゴンに住んでいました。お察しのとおり、私はダックです)をはさんだのだが、予想どおりウケた。Duck(アヒル)は私の出身大学のマスコットなのだ。

 今の職場は200人以上が勤務するそれなりに大きなオフィスなのだが、それですっかりDuckのイメージが定着したのか、footballネタ、Duckネタをあいさつ代わりに振られるようになった。すれ違いざまに”Ha, Oregon Duck is coming, quack-quack”(あ、オレゴンダックだ、ガーガー)とはやしたてられたり、Game day前後には”Go Ducks!”(頑張れ、ダック!) などなど。日本のプロ野球で去年大活躍した東北楽天イーグルスのマー君が、どうやらメジャーでプレーすることになりそうだけど、もしこっちのスタジアムで応援することがあったら“Go Mah-Kun!”(頑張れ、マー君)と絶叫するのがいいでしょう。

 余談だが、私の出身大学はNIKEの創業者Phil Knightの出身校でもあり、彼から巨額の寄付を受けている。キャンパスにはKnightを冠した建物があちこちにあり、当然、Ducks(選手たち)は皆、NIKEを着用している。他校と比べても、特にアメフトのユニフォームのデザインは突出して素晴らしい。ぜひ一度ご覧ください。