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September , 2017
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〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」~キクイモ編~

2014年1月21日(火)07時19分更新
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 今回は初めて植物を紹介します。イモの仲間です。かっこよく言えば、エルサレムアーティチョーク、かっこ悪く言えばブタイモ、そして日本ではキクイモという呼び名が一般的です。

 みなさんは河川敷の雑草や、山里の雑草、ちょっとした草むらの雑草なんてあんまり注目していないでしょう。でも、このキクイモは結構、いろんなところに生えちゃってます。

 強烈な繁殖力を持つ雑草で、日本全国、秋になると1・5から2メートルほどの、背が高くて黄色い花を咲かせる雑草が群生します。名前の通り、菊の花に似た黄色い花です。その根がゴロゴロとしたイモになっているんです。その土が貧相ならショウガ程度の小さな塊茎、たまたま栄養状態のいい土ならでかいジャガイモやサツマイモぐらいの大きさにまで育っています。

 このミラクル雑草を教えてくれたのはボクの伯父でした。数年前、北海道在住の伯父は「血糖値を下げる奇跡のイモがある。ポリフェノールもたっぷり。こんないいイモはない」として、関西からキクイモを取り寄せました。春、畑一面にキクイモを植え、秋になり、花が咲いた時に伯父は仰天しました。「なんだこりゃ?そこらに生えてる雑草じゃねーか!」。近所の人々にも、「何、一生懸命、ブタイモなんて植えてるんだ」と笑われてしまいました。

 キクイモは1800年代、ブタの飼料として輸入され、それが日本全国に広がり、野生化したようです。ところが、ここ数年、血糖値を下げるし、ダイエットにも効果ありとして、にわかに注目されています。ジャガイモほどのものが1個150~300円ほどで販売されているようですが、もとは雑草です。一度でも本物の花を見つけて、掘ってみたら、意外にあちこちに生えていることが分かるでしょう。

 特徴としては、でんぷん質がなく、ホクホクしてません。つまり、それほどはおいしくないでしょう。ジャガイモのようにカレーなどに入れると、溶けてしまいます。だから、細切りにしてキンピラで食べるのがポピュラーなようです。他には薄くスライスして、浅漬けも食べやすいです。塊茎を丸ごと粕漬けにする人もいます。

 近年、「健康にもダイエットにも本当に効果的。だから、どうしたらおいしく、長く食べられるか」という研究が進んでいます。浅漬けやキンピラより、もっとおいしい食べ方があるはずです。

地面の上はこんな感じのキクイモ


根っこを掘り返すとキクイモが…