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December , 2017
Saturday


役に立たない英語おせーたる(18)風速冷却

2014年1月29日(水)05時01分更新
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 アメリカのこの冬はとんでもない厳寒で、私がいるオハイオ州のある中西部や北部で交通機関がマヒし(特に航空便)、学校や会社が閉鎖された。

 どれくらい寒いかと言うと、先日は日中で華氏マイナス7度(セ氏マイナス22度)。たまたま車に給油しなければならず(なんでこんなクソ寒いときに!)、外に出た瞬間、顔が固まり、着ていたコロンビアのジャケットがカチカチになった。Instant freezing(瞬間冷凍)とはまさにこのことだ。

 Wind chill(風速冷却)という聞き慣れない言葉が頻繁にニュースで流れた。強い風により体感温度が実際の気温よりはるかに低くなるというものだ。給油するのに顔が瞬時に固まった日も、wind chillが華氏マイナス30度(セ氏マイナス34度)とかだったのだ。

 それにしても、雪の日の道路整備の迅速さには感心する。自分の家のガレージが雪に埋もれて車を出すのが大変でも、道路はきれいに除雪され、凍結防止用の塩がまかれているので、いったん道に出てしまえば普通に走れる。皆、オールシーズンタイヤで、スノータイヤやスタッドレスを履いている車はほとんど見かけないのが、例年のパターンだった。

 が、この冬は違う。除雪が追いつかないのか、塩の量が追いつかないのか、先日も死ぬ思いで出勤した。制限速度70マイル(112キロ)の高速道路を使うのだが、道路がシャーベット状になっていたり、完全に凍っていたり、さらには強風が吹いていたりと悪条件に悪条件が重なっていた。それでも慣れたドライバーたちは50マイル(80キロ)程度でぶっ飛ばしていたが、臆病ドライバーの私はハンドルをかたく握りしめ、35マイル(56キロ)ぐらいでトロトロ走って、後続車の長い列を作ってしまった。会社に行くのに事故を起こしていたんじゃ目も当てられないじゃないか…と自分自身に言い訳している間にも、ditch(中央分離帯に落ちる)していたり、shoulder(路肩)でoverturn(ひっくり返っている)車を通り越すのだ。私の走行速度がさらに下がっていったのは言うまでもない。