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October , 2017
Saturday


〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」~稚鮎編~

2014年2月9日(日)04時22分更新
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コマセなしで釣れる稚鮎

コマセなしで釣れる稚鮎

 なかなか売ってないけれど、春になるとどうしても釣って食べたくなるのは稚鮎です。とにかく天ぷらにすると最高なんです。

 稚鮎は文字通り鮎の稚魚で、体長10センチくらいのもの。鮎釣りの解禁は夏のちょい前くらいからですが、稚鮎は2月下旬から5月上旬ぐらいまでの間に釣れますかね。ただし、海限定です。

 鮎は秋に卵から孵化したら、海に下り、春前に海から川に戻ってきます。本当は河口近くの川の橋の上から釣るのが一番簡単ですが、解禁前の川での稚鮎釣りは禁止です。

 春前、よく橋の上で何やらを釣っている人がいるのを見ることがあるかもしれません。そんな時期に川で釣って食べられる魚はいません。実は禁止されている稚鮎を釣っているんです。これは本当にNGで、漁業関係者に見つかったらこっぴどくしかられます。さらに資源保護のために設けられた一種の法律である漁業調整規則の違反になりますので、警察に見つかったら逮捕されるかもしれません。運よく逮捕されなくても、罰金を取られちゃうでしょう。

 でも、そんな危険を冒してでも釣って食べたくなるぐらいおいしいんです。ではどうすればいいのか? 河口にできるだけ近い海で釣ればいいんです。海ならOKです。どの川に稚鮎がいるのか。もちろん、夏になると鮎釣りが盛んな川です。その川の河口にできるだけ近い海の漁港を探しましょう。例えば、茨城県の大洗港や那珂湊、千葉県の勝浦港、神奈川県の大磯港あたりは稚鮎釣りが盛んですね。

 コツは仕掛けです。サビキ釣り用の竿。そして、できるだけ小さいトリックサビキかパニックサビキ。重りは3~5号でしょうか。ポイントはバケ(一般のサビキの針についているヒラヒラした皮やビニールみたいなもの)もなにもついていない、針だけのトリック・パニックサビキを使うんです。さらに、コマセも使いません。コマセを使わなくても、太陽の光を浴びて水中でキラキラ光る小さな針がプランクトンに見えるらしく、稚鮎がいるところで、軽くしゃくっていると勝手に食いついてきます。コマセを使わないので内臓に汚いものがたまらずに釣れるので、そのままでおいしい天ぷらにできちゃいます。