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November , 2017
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ドクター林の健康トラの穴 第25回「プロレスラーと顔の骨折」

2014年2月26日(水)06時00分更新
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プロレスラーは、顔面の骨の障害を受けることも多いものです。鼻骨、頬骨、下顎骨が主に障害されます。

打撲はしょっちゅうですが骨折するとプロレスラーといえど長期に休まなければなりません。

パンチ、キック、で鼻骨は容易に骨折します。鼻骨は軟骨ですから簡単に折れやすく鼻血もかなり出ることがあります。

折れていても手術することはほとんどなく出血を止めて、曲がっていれば矯正するくらいです。

プロレスラーの鼻は程度の差はあるもののほとんどどちらかに曲がっています。そのくらい鼻骨は簡単に障害されるものです。

頬骨も硬そうに見えますが結構骨折するものです。

裏拳一発で頬骨が陥没したり、コーナーに振ってジャンプしての顔面へのニーアタックで頬骨を骨折し長期休業を余儀なくされたり、キック一発で下顎骨を骨折したりとこれらの怪我は多くみられます。

頬骨の陥没、骨折は手術をしなければなりません。折れた部位を固定しなければ骨のくっつきが悪いのです。

下顎骨を骨折すると口が開かなくなり、顎が外れたと勘違いして顎の骨を下にひっぱったりして余計悪くなることがあります。

口が開かなくなったらまず骨折を考えてレントゲンを撮ることが必要です。骨折があれば速やかに手術しなければなりません。

これらの障害では物を咬むことが難しくなるため体力も落ちてきます。復帰まで半年かかります。ただ手足には問題ないためほかの怪我よりトレーニングができるという点では焦りもなくストレスは少ないかもしれません。

コーナーポストがないリングではロープとロープの間から身体が飛び出すことがあります。

コーナーに立たせた相手に勢いよく頭から突っ込んで言ったらかわされてロープとロープの間から飛び出て顔面を鉄柱にぶつけた選手がいました。

眼球打撲、眼窩骨折で手術はしなかったもののしばらく欠場しました。球打撲、眼窩骨折で手術はしなかったもののしばらく欠場しました。

どの選手もしばらく休みますが怖気づいて止める選手などおらず、必ず復帰してきて同じような技を受けていますから恐怖心などないのでしょう。

Dr.hayashi

 

 

 

 

本名 林 雅之

1949生

千葉市出身

秋田大学医学部卒業

現在 医療法人社団祐光会理事長 弘邦医院院長

内科医として地域医療に従事する傍らスポーツドクターとして

東京都テコンドー協会会長

新日本プロレス 全日本プロレス ゼロワンなど各プロレス団体のリングドクターを務めている

メディカルエンターテナーとして「笑いと健康」をテーマにライブ活動を各地で行っている

ED治療に関しては日本での第一人者であり「男力復活」に取り組んでいる。

 

著書 

ガンやリウマチに効果のある免疫療法(本の泉社)

  リングドクターが見たプロレスラーの秘密(三一書房)

  脳で感じるセックス入門(扶桑社)

  など20数冊

 

新聞連載

  日刊ゲンダイ(関西版) ドクター林の性の相談室

 

ラジオ 

  かつしかFM ドクター林の健康げらげらクリニック(水曜日20:00~21:00)