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September , 2017
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G線上のホース 中山牝馬S 「高齢牝馬たちへの功労レース」

2014年3月15日(土)07時45分更新
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中山11R 中山牝馬S

先週はクラシック1冠目に向けて本番と同条件の重要なトライアル。この春の3歳戦線、牡馬は「混戦」、牝馬は「1強」の感が強まりました。徐々に来月の本命も固まりつつありますが、まだトライアルは続きます。しっかりとレースの中身と相手関係を確認しておきたいところです。

※本年より推奨馬の横に自信度を掲載します。ご参考下さい。
★★★★★…年間でも1~2鞍の大勝負。筆者も大枚を叩きます。
★★★★☆…半年に1度クラスの勝負。これを外すと年間収支に影響が。
★★★☆☆…月単位で見ても買いたい馬。筆者自身も結構入れてます。
★★☆☆☆…土日を通じて勝負可能なレース。一般的にこれがベース。
★☆☆☆☆…無理をして買わないが当日の中では推奨出来るレベル。

【推奨馬】ノーブルジュエリー 自信度★☆☆☆☆

◎ノーブルジュエリー
○ノボリディアーナ
▲アロマティコ
△フーラブライド
△ケイアイエレガント
△エクセレントカーヴ
△エディン
☆セキショウ

 いわゆる社台系の牝馬は6歳の3月で引退となる。これは良血ゆえの宿命とも言え、血を後世に伝える為、種付け時期直前に牧場に帰し繁殖入りさせる。今年の有力馬だとダートで活躍したメーデイア。牝馬のダート路線ならばまだ一線で走れた気もするが、1月のTCK女王杯(1着)を最後に引退している。決して能力の衰えではなく、あくまでも血を残す為としての既定路線なので競走馬としては走れる状態にある。
 これまで19戦走って1番人気に支持された回数15回。期待ほどの活躍は出来なかったかもしれないが、ノーブルジュエリーの引退レース。父Smarty Jonesの日本における活躍馬にはダート短距離で活躍したケーアイガーベラがおり、同馬もダートでの走りが見たかったのが本音。結局1回も砂の上で走る事は無かったが、ここに来て完成の域に達してきている。2走前の京都牝馬Sはディープインパクト産駒のワンツーで決まった独壇場。そこでの3着ならば胸を張って良いし、前走はオープンを完勝。引退させてしまうのが勿体ない気もするが、それは人間のエゴかもしれない。ここ5年で当レース引退馬が4頭も馬券に絡んでおり、むしろ勝負駆けの気配すら感じさせる。馬券は単複・馬連で狙ってみたい。

阪神11R フィリーズR

【推奨馬】ダンスアミーガ 自信度★☆☆☆☆

◎ダンスアミーガ
○ホウライアキコ
▲アドマイヤビジン
△ベルカント
△ホッコーサラスター
△ヤマノフェアリー
☆ノーブルサイレンス

 あまり桜花賞に直結するイメージの無いトライアル。人気上位を占めるのはヨハネスブルグ産駒の2頭。自身が早熟傾向だった馬だけに、桜花賞よりここ向きの印象も過剰人気な感は否めず。馬券的には既に賞金を確保している馬よりも、当落線上にいる馬や本番では厳しくここが狙いの馬に焦点を絞ってみたい。
 順延となった春菜賞(結局出走せず)、前走の条件戦でも推奨したダンスアミーガをもう1度推奨する。前走はもっと楽に勝てると思っていたが、少しテンにもたついた事もありゴール直前で逃げ馬を差し切り勝ち。一見すると辛勝だったが、この日の阪神は開幕週でも少し雨も含んだ重い馬場。同条件のメイン阪急杯の最速上がりでも3F35.3秒、勝ち馬コパノリチャードでさえ36.0秒だった。道中のペースに違いはあるがダンスアミーガも同じ36.0秒の上がりを使っており、勝ち方が地味に見えただけで実に強い競馬だった。逆に人気のホッコーサラスターの前走は完全に展開がハマった感。強く見えたが、中身はそれ程濃いものではなくこれは過剰人気。逆に阪神JFで凡走したが母父サンデーサイレンスのホウライアキコはここで見直せる。ダンスアミーガは母父エルコンドルパサー、母母父サンデーサイレンス、重賞を勝てるスケールは充分。馬券は単複と馬連・3連複で組み立てる。

【若駒推奨馬】

中山6R 3歳500万下(芝2000m) シャドウダンサー 自信度★★☆☆☆

 あくまでも現時点だが、皐月賞の本命はバンドワゴン。まだ荒削りで折り合いとレースぶりに不安が残るが、それだけの伸び代が有るので逆転可能とみている。弱点は血統にサンデーサイレンスを含んでいない点。どの重賞でも言えそうだが、皐月賞に限ってだとサンデーサイレンスの血を全く含まない馬はここ5年では3着までがせいぜいで、そこがどう出るか。
 そのバンドワゴンと同じ父ホワイトマズルを持つシャドウダンサーが昨秋以来の復帰戦。母はヴィクトリアマイルを制したダンスインザムードで、こちらは文句なく血統にサンデーサイレンスが入っている。前走の黄菊賞は弥生賞を制したトゥザワールドに2馬身差の完敗も、競馬場が違えど新馬戦から3秒も時計を短縮しておりポテンシャルは相当。ここを勝たないと賞金的に春のクラシックは厳しくなるだけに、負けられない一戦。同じホワイトマズル産駒の6を本線に以下4、11、7、14、1まで。馬券は馬連・馬単で勝負する。

阪神3R 3歳メイクデビュー(ダ1800m) ミレニアムソング 自信度★☆☆☆☆

 64年ぶりに牝馬で日本ダービーを制したウオッカの初仔ボラーレが遂にデビュー。2週前の中山芝でのデビューも検討されていたが、陣営が選んだのは阪神ダート。600キロ近い「超」が付く大型馬で、少なからず脚元の不安も考慮に入れてのものだろう。
 父Sea the Sters(シーザスターズ)は09年の凱旋門賞馬。デビュー戦こそ敗れたものの、そこから8連勝。最後に勝ったレースが凱旋門賞だった。昨今の欧州活躍馬とは違い、父系を遡るとそこに大種牡馬サドラーズウェルズの名は無くケープクロス→グリーンデザート→ダンチヒと続くサイアーライン。日本の馬場に向かない重厚さこそ感じさせないが、ダート向きとは到底考え辛い。能力だけ克服してしまう可能性は有るが、初戦は見送る。
 ここで買うのは同じ外国産でも万能型のGiant’s Casewayを父に持つミレニアムソング。母は米重賞馬でいかにもダート向きの配合、馬券はこちらから。単複と馬連・馬単で1、2、10、4、3へ流す。ボラーレは血統的な期待は大きいが、良血ゆえの苦労も大きくなりそうだ。