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December , 2017
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〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」~タンポポ編~

2014年4月4日(金)05時26分更新
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食べてもおいしいタンポポ

食べてもおいしいタンポポ

 春は山菜や野草がおいしい季節。ですが、細心の注意も必要です。見た目が似ている毒植物があるために、判別がとても難しいのです。

 例えばギョウジャニンニクとバイケイソウ、ニラとスイセン、ニリンソウとトリカブトなどなど。簡単に説明できないので、山菜採りに慣れている人と一緒に採って、ひとつひとつ覚えていくしかないでしょう。キノコも同様です。命にかかわる場合もあるので、十分注意しましょう。

 一方、絶対に間違えない上に、〝野草の王様〟と呼ばれるほど栄養に富んでいるのは意外にもタンポポなんです。胃もたれや食欲不振など、胃を元気にするそうです。肝臓にもよく、血を増やすなど、いろいろな効果もあるということです。そう思うと、あの葉緑素たっぷりな感じが、ホウレンソウみたいに見えてきますよね。

それに何より、「希少糖」が含まれているんです。「希少糖」とはメタボ防止、老化防止、血糖値の上昇抑制など、とにかく健康にいいモノとして、今大注目されています。

 誰もが小さい頃、タンポポの茎をかじったことがあると思いますが、もちろん苦いです。フキノトウなど春の山菜も苦味が季節感を感じさせます。つまり、春の植物は「苦味=おいしさ」と捉えると、タンポポもおいしく感じちゃえます。

これが夏以降、花がしっかり咲いて、茎が太くなると、苦いし、硬いし、食べる気になりませんが、花が咲く前はまだ柔らかくて、苦味も少ないんです。唯一の注意点は、イヌやネコがおしっこをかけていない場所のタンポポを採ることでしょうか。

 食べる部分は葉っぱがおススメです。食べ方はホウレンソウと同じような感じで、ゆでてカツオブシをまぶしてしょうゆをあけるおひたし。または、ベーコンと一緒にバターで炒める。ゴマ和えにしてもおいしいです。苦味が少なければ思い切ってサラダにするのもいいかもしれません。

 もちろん、スーパーで売ってる刺し身のつまにタンポポの花が入っているように、花も食べられます。夏以降、花が大きくなります。この頃の葉っぱは苦いので、食べにくいです。その代わり花は天ぷらにすると、まるでフキノトウの天ぷら風になります。

 茎は苦いのでかなり手を加えないと食べにくいので、あんまり食べません。根っこはキンピラにしたり、干して粉にするとタンポポ茶やタンポポコーヒーになります。NHKの人気朝ドラ「ごちそうさん」にも出てきましたね。そうは言っても、タンポポを抜いたことがある人は分かるでしょうが、すごく根が深く、引っこ抜きにくいです。

 だから、タンポポは手軽に葉っぱを摘み取って、食べるのがいいんじゃないでしょうか。