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December , 2017
Saturday


塩の強さが本物の証拠!ナポリ人による創作料理~磨由子のグルメ散歩~

2014年4月12日(土)04時57分更新
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 青山通り近くの路地裏にある南イタリア料理店に、ナポリから来た料理人がいる。彼の作る創作ナポリ料理を食べた。1つは「しらすのスフレ」。カップケーキのようにこんもりと膨らんだ卵色のスフレは、デザートのスフレとは違い、しっかりと焼き固められていて、表面の焼き色が目を引きつける。これに揚げポロネギが乗って出て来る。食べてみると、ほどよくパルミジャーノチーズの香りもして、なかなかシャレた一品だ。

 もう1つのメニューは、「桜海老とアーティチョークのペーストのタリオリーニ」。タリオリーニは断面の四角いロングパスタで、南のものではないけれど、手打ちのモチモチとした生食感と桜海老との相性は◎。アーティチョークのペーストは全体にマイルドさを与えていて、こちらも美味しかった。

 2品ともこの店の他の料理以上に塩気がきつく、一口目に、「ああ、イタリア人の作る料理だなぁ」という感じ。なかでもナポリのような港町は肉体労働者が多いから、特にその傾向が強いのかもしれない。白ワインが進むね、どうも!日本人が作ると塩分がやや控えめになりがちだから(普段食べるにはそれでいいんだけれど)、たまにバキバキに塩がきいたイタリアンに出会うと、そのインパクトに現地感がグ~ンと高まって、なんだか胸が躍ってしまう。

 この店「ナポリマニア」は、2年前にオープンした。カジュアルな雰囲気と気取りのない親しみやすい味わいが若者をとりこにして、あっという間に人気店に。特にリーズナブルなランチセットは評判で、いつも行列ができている。夜はアラカルトのみのせいか、こなれた大人の利用が多い。

 ナポリの彼は、残念ながら今月の下旬には帰国してしまうという。せっかくの機会なので、それまでに一度、「本物」に触れてみては?

 

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

渋谷区渋谷2-7-13 03-3499-4466 JR・東京メトロ・京王・東急・東京都交通局 渋谷駅(P無) 「しらすのスフレ」1600円 「桜海老とアーティチョークのペーストのタリオリーニ」1800円

 

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