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〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」~ハルジオン編~

2014年5月19日(月)07時42分更新
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 4、5月くらいに都会の道端でも、川辺でも、田舎でも、山でも、どこでも咲いている花があります。ハルジオンです。白い花びらが糸状になっていて、可憐で可愛らしいです。誰でも見たことがあるでしょう。

 でも、これはやっかいな外来植物。日本の生態系を壊すため、本当は殲滅しなければならないものです。大正時代に北アメリカから輸入された観葉植物でしたが、おぞましいまでの生命力で瞬く間に全国に広がってしまい、まるで在来種のような我が物顔で繁栄しています。

 可愛い外見なのに、貧乏草なんて呼ばれてもいます。貧乏草の由来については「どんな貧乏な家の庭にも生えているるから」「貧乏人が花束を持ってくる時にハルジオンを摘んでくるから」「荒れ果てた庭に生えているから」など、諸説あります。

 

天ぷらもおいしいハルジオン

 そんなハルジオンは、実はおいしいんです。花が咲いたらもう硬くて食べられませんが、花が咲いた時に、葉や茎などの特徴を覚えておけばいいんです。茎を折ってみたら、中空になっているはずです。これを覚えておけば他の花と間違えることはないはずです。来年3月、4月の花が咲く前のおいしい時期に、ハルジオンを見極めて摘むことができます。

 できるだけ若い芽の時ほどおいしいです。つぼみの頃までは食べられます。食べる部分は、葉っぱとつぼみ。ゆでて、かつおぶしをかけてのおひたしやゴマ和え、薄く衣をつけての天ぷらもOK。ほんのり甘くておいしいです。タラやウドの天ぷらに、ハルジオンの天ぷらが混ざっていても、決して劣ることはないです。だから、山菜採りをしても十分採れず、天ぷらダネが足りない時は、そこらでハルジオンを採ってくればいいんです。何なら、前に紹介したタンポポとハルジオンだけでも十分、野草の天ぷらを楽しめますよ。

 注意点は野良猫のおしっこや、散歩している犬の糞が掛からない場所のものを採ることくらいでしょう。雑草がボーボーの空き地が狙い目です。

 ちなみに、ハルジオンにそっくりな花にヒメジョオンがあります。こちらも食べられますが、あまりおいしくない。ヒメジョオンは秋に咲きますし、茎もびっちり詰まっています。