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August , 2017
Saturday


サングレアル 3姉妹GI制覇も夢じゃない

2014年5月22日(木)09時22分更新
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桜花賞では最後方から32秒9の豪脚で他馬をねじ伏せたハープスター。祖母は桜花賞&オークスの2冠を制したベガで、おじにはダービー馬アドマイヤベガをはじめ3頭の重賞ウイナー。そして父ディープインパクトは、一昨年はジェンティルドンナ→ヴィルシーナとワンツーフィニッシュを決め、昨年は2、3着にエバーブロッサム、デニムアンドルビーを送り出している。血統的にも東京の2400メートルに何の不安もないとなれば、ハープスターの2冠達成は濃厚に思われるが…ここにきて最大のライバルに浮上したのが同厩のサングレアルだ。2戦目の福寿草特別こそ4着に敗れたものの、ひと息入れたフローラSでは見事な差し切り勝ち。3戦目での重賞勝ちには底知れぬ非凡さを感じさせる。母ビワハイジ(父カーリアン)は阪神3歳牝馬Sを制したものの、2番人気に支持された桜花賞では15着と大敗。牡馬に挑戦したダービーでも13着に敗れ、競走成績ではベガに一歩譲る。しかし、アドマイヤジャパン(京成杯)、アドマイヤオーラ(京都記念など重賞3勝)、ブエナビスタ(ジャパンC、天皇賞・秋、桜花賞、オークスなどGⅠ6勝)、トーセンレーヴ(エプソムC)、ジョワドヴィーヴル(阪神JF)、そしてサングレアルと6頭もの重賞勝ち馬を送り出し、名繁殖として不動の地位を築いている。生まれたのが遅く(5月8日)、フローラS優勝時にはまだ誕生日も迎えていなかったサングレアルだけに、伸びシロという点では桜花賞組を上回る。ブエナビスタに続くオークス姉妹制覇、またジョワドヴィーヴルを加えた3姉妹GI制覇の偉業達成も決して夢ではない。 (笹栗康昭)