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August , 2017
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前菜に最高!サクモチのピッツァ生地入りサラダ「アンジョレッティ アッラ スタリタ」~磨由子のグルメ散歩~

2014年5月24日(土)04時38分更新
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「アンジョレッティ アッラ スタリタ」は、細切りにして揚げたピッツァ生地とルッコラ、チェリートマト、ペコリーノチーズを和えたおつまみ的一品。ピッツァ生地が絶妙にサクモチで、適度な油分がビールや白ワインと抜群の相性。なんでも、ナポリの超老舗ピッツェリア(ピッツァ専門店)のオリジナルメニューなんだとか。イタリアンの前菜をいつでも生ハムにしてしまう人には、南イタリア系の店ではこういった気軽な揚げものメニューで乾杯するのもオススメだ。

 それにしても、ルッコラの鮮烈な香りやチェリートマトの深い甘さ、それぞれがそれだけで存在感を感じさせる。さすがは素材を吟味していることでも評判の高い「タランテッラ ダ ルイジ」。なにせ、素材にも精通したオーナーシェフは日本国内の流通品では飽き足らず、イタリア食材を自ら輸入しているんだそう。

 また、この日、アクアパッツァとして出していた数種の魚もシェフが釣って来たものだそうで、こだわっているというか、楽しんでいるというか。いや、両方か。

 もちろん、ピッツァも食べた。この店は3度目だったのに、何の具合かこれまでで一番おいしく感じられ(こちらのコンディションや集まりの種類によるところか)、そのおいしさは尋常ならざるものだった。やや薄手の生地はモチモチしすぎず、目の覚めるような香ばしさ。薪窯で焼いたピザはそれだけで美味しいものだけれど、道具はあくまで道具。達人の技術が上乗せされると、これほどまでになるのか、と改めて感心してしまった。こうなるともう、具は何を乗せてもある意味変わらない。

 最後には、自家製だというリモンチェッロならぬ柚子チェッロをリキュールグラスで軽く。柚子の粒がどっさりと入ったとろみのある液体をふくむと、清々しい香りが口一杯に充満した。あぁ、なんという満足感。店内のテンションが余り高くないから、心の底からまったり。近所にあったら毎晩通ってしまいそうな、恐ろしい引力に満ちた店だ。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都港区白金3-22-2-1F 03-6408-5552 東京メトロ南北線・都営三田線 白金高輪(P無) アンジョレッティ アッラ スタリタ 864円(税込)

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