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September , 2017
Sunday


見た目地味でも食べてビックリ!「超絶手作り肉だんご」~磨由子のグルメ散歩~

2014年6月17日(火)04時40分更新
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 メニューを見る限り、さほど目を引く料理はなかった。ところが、ビールのアテにと最初に頼んだピーナッツとじゃこの炒め物が、「町場で良く見る、どうということのない中華風居酒屋」という印象を覆した。油はたっぷりでも全然ベタッとしていないし、ピーナッツもじゃこもパリッと仕上がっている。唐辛子、長ネギ、ニンニクが渾然と香って、強い火力を使いこなせているとわかる。

 その後、麻婆豆腐、カレービーフン、坦々麺、レタスチャーハンなどを次々と頼んだ。ごくごく普通にしか見えないそれらの見た目から頭と舌が立てた予想の味を、どれもが超えてくる。

 「手作り肉だんご」はその最たるものだった。塩味と甘酢味があると言うので塩味を選んでみると、素揚げした大きめの肉玉が5つ、ゴロンと皿に並べられていて、それだけ。武骨というか…これ以上なく地味な見た目。何か乗せ忘れているんじゃ?という思いを頭によぎらせつつ、焼き塩のようなサラサラとした塩につけて口に運んでみる。

 味つけにわかりやすいアクセントはなく、なんだか中華の感じがしないんだけれど、豆腐で言えば絹ごしのような、なめらかなキメの肉質が素晴らしい。ホクホクして、噛むほどに上品な豚肉の味わいが口に広がる。油っ気を感じない肉感、でもウマイ!ひき肉料理のイメージもまた覆されてしまった。おいおい、超えてくるな~!「上海ブラッセリー」よ!これぞ、力強いストレートで勝負が決まった時の感動は変化球に勝ることを実感させてくれる逸品。

 こういう店での酒宴は自然と盛り上がるもので、この日も例外ではなかった。料理が人の心に訴えるものって、やっぱり大きいのだ。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都台東区浅草橋1-1-8 03-3863-5311 JR総武線・都営浅草線 浅草橋駅(P無) 手作り肉だんご 950円

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