15
December , 2017
Friday


役にたたない英語おせーたる(31)工事現場で活躍するショベルカーは

2014年6月19日(木)03時56分更新
Pocket

 日本で年度末になると頻繁に道路工事が行われるのと同じように、アメリカでも初夏あたりから、あちらこちらで道路工事が始まる。それに伴い、ちょくちょく目にするのが建設機械だ。

 重機の代表格、ショベルカーはすげ~マシンだと思う。あれを乗りこなせたら、楽しくてしょうがないだろうとも思う。車体は360度旋回するし、アームを使って大量の土を掘り起こして移動させることができる。すげ~。

 この感動を共有したいという思いから、パートナーに”Don’t you think the shovel car is amazing?”(ショベルカーってすごいと思わへん?)と同意を求めてみた。すると、”What is a shovel car?”(ショベルカーって何?)との返事。「なんだ、こいつは? 子供のころにショベルカーのおもちゃで遊んだりしなかったのか?!」と思ったが、口にするのをぐっとこらえ、”A truck with an arm with a shovel. S, h, o, v, e, l car”(アームにショベルが付いたトラック。エス、エッチ、オー、ブイ、イー、エル、カー)と「ショベル」をつづってやったが、それでも分からないと言う。ショベルカーの感動が台無しじゃないか。

 そこからショベルカーを説明するのに一苦労である。「キャタピラーがショベルカーの代表的なメーカーで、ほら、建設現場で見かける、スコップの付いた黄色いマシン。土を掘り起こして、トラックに積み込んだりするやつ」うんぬんと散々記述すると、ようやく、”Ah, backhoe”(なんだ、バックホーのことか)。は? 今度は私がbackhoeがどんなものかが分からない。パートナーの説明を聞いてどんなものか想像はついたが、私の意図するショベルカーとは違う。

 のちに調べて分かったことだが、日米でbackhoeが違う。日本だと小型のショベルカーだが、アメリカではそれこそ車体の後ろに(back)に鍬(hoe)が付いた重機で、反対側にさらにショベルが付いているものもある。

 結局、その場では意思の疎通が図ることができず、帰宅して辞書を引いてみた。「ショベルカー」は”shovel car”ではなく、”excavator”だった。”Excavate”(掘削する)の名詞形である。なるほど、的を射た表現だ。

 ちなみに、「ショベル」の部分は”shovel”ではなく、”bucket”(バケット)と呼ばれる。これじゃあ、いくら”Shovel, shovel!”と言っても、建設機械に結びつかないわけだ。”Shovel car”と言われて、パートナーはスコップの形をした乗用車でも想像していたのだろう。