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November , 2017
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さつま揚げ似のパンケーキ!?ベラルーシ発、モチモチ食感の「ドラニキ」~磨由子のグルメ散歩~

2014年8月23日(土)12時18分更新
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 店は首都高速下の通り沿いにあり、通行人はまばら。にもかかわらず、ドアを開けると昼夜を問わずにぎわっている。2002年の開店以来、多くの客に愛されて来た息の長い店、それが「ミンスクの台所」だ。ミンスクは旧ソ連邦に属していたベラルーシの首都の名前で、ベラルーシ料理の専門店は全国でもここしかないらしい。

 マイルドな味わいの家庭的な洋食といった感じの料理が揃い、東欧調の素朴でかわいらしい内装が女性好みのようでいて、品の良い中年配の男性客が多い。おそらく彼らがロシアやベラルーシ出身の美人店員が目当てだろうことはもはや定説(笑)。とはいえ、もちろんそれだけではない。料理のレベルが相当に高いのだ。食通と思しき彼らは、胃袋も掴まれている模様。

 見栄えが良いため、ビーツの赤が鮮やかな「毛皮のコートを着たニシン」が看板料理とされているようだけれど、他のテーブルで最もよく見かけるのは「ドラニキ」と「ロールキャベツ」のように思う。自分としても「ドラニキ」は必ず頼む一品だ。

「ドラニキ」はジャガイモのパンケーキ。とは言っても、いわゆるフワフワしたアレではない。すりおろした生のジャガイモと小麦粉を混ぜてこんがりと揚げ焼きにしたもので、モチモチとしてほど良い弾力がある。居酒屋で見かける芋餅のほっくりしたのともまた違う。質感は大根餅、見た目はさつま揚げに似ているかも。ほんのりとニンニクが香り、ベラルーシ料理に多用されるサワークリームがコクと酸味を加えていて、シンプルだけれど味わいがある。ジャガイモと小麦粉の料理が多々あるなかで、この店のコレが一番好きかもしれない。

 意外に安いのもココの魅力。名物をひと通り食べられるコースがあったり、ランチも充実しているので、機会があれば一度行ってみて欲しい店の1つだ。もちろん、優しいロシア美人たちに会いに行くのが目的でも、それはそれでいいと思う。

 ※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

東京都港区麻布台1-4-2 03-3586-6600 東京メトロ南北線 六本木一丁目駅(P無) 「ドラニキ」 1350円

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