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August , 2017
Wednesday


〝フリーハンター〟セバスチャン「おかずは狩れ!!」~ドングリ編~

2014年8月23日(土)12時34分更新
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クッキーや麺に入れるとおいしいドングリ

クッキーや麺に入れるとおいしいドングリ

 秋になると、どこの公園でもポロポロ落ちているドングリは毒ではありません。食べられるんです。ブナ科の木の実をドングリと呼びますが、日本にはいわゆるドングリが20種類ほどあります。実は、クリもドングリの一種なんですよ。

 他にシイ、カシ、カシワ、ナラ、クヌギの木の実がドングリです。そのままでも食べられるドングリはシイの木の実です。スダジイとツブラジイの2種類がアク抜きせずに食べられます。この2種類はペンチで殻を割って、渋皮をむいて、そのまま生で食べられますが、特においしくはないです。しかも、殻と渋皮をむく手間が大変。皮ごとフライパンでから煎りすれば、殻が割れてむけやすくなり、香ばしい感じがします。ただ、ここで食べてもおいしくありません。スダジイとツブラジイ以外のドングリは、タンニンという渋味成分が強すぎるから、とにかく渋くて無理。無理やり食べたとしても下痢してしまいます。とは言ってもドングリはデンプンの塊。そのまま食べられないナラやクヌギなど、あらゆるドングリから、デンプンを抽出すれば、さまざまな料理に使うことができます。そこで、重要なのがアク抜きです。皮をむいたドングリを一晩くらい水に漬けておけば、アクが抜けるはずです。

 アクを抜いたらペンチやハンマーでなるべく細かく粉砕します。木綿の袋などに入れ、ボールなどに張った水の中で揉む。すると、白濁します。デンプンが出てくるわけです。しばらく放置しておくと、デンプンが沈むので、上澄みの水を捨て、ねっとりとしたデンプンだけゲット。クッキー、パン、麺、豆腐、団子、餅などを作る際に練り込めば、非常にコシがあって、コクのあるものができます。僕はドングリのデンプンを入れたお好み焼きが好きですねー。お好み焼きを作る際、小麦粉に山芋を入れる代わりに、ドングリのデンプンを入れるんです。

 子供と一緒に拾ったドングリでおいしいクッキーを焼けば、パパを見る目がいっと変わるはず。面倒臭がらずに、子供の思い出作りのためにチャレンジしてみましょう。

 そうそう、こんなのを読んでいる人に神経質な人はいないでしょうが、拾ったドングリの半分くらいにはドングリムシ(ゾウムシなどの幼虫)がいます。子供がドングリを拾って、缶などに入れておいたら、ドングリに穴が開いて、うじ虫みたいなのが出てきたってこともあるでしょう。これは川釣りの釣りエサとして非常に優秀なので、僕はわざとドングリムシを集めますが、このドングリムシを避けるためには、いっぱいドングリを拾ってきたら、一晩、水に漬けときましょう。浮いたのは古かったり、虫がいたりするものです。沈んだままのドングリを使いましょう。