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August , 2017
Tuesday


こだわりの逸品!住宅街にたたずむ大人の隠れ家蕎麦屋~磨由子のグルメ散歩~

2014年8月30日(土)11時36分更新
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 下北沢の住宅街に蕎麦屋の隠れ人気店があると聞き、ある夜、行ってみようと思い立った。これまで、2、3度、通りかかったことのあるあの店、蕎麦屋だったのか。こんもりと生い茂った木々に囲まれて長のれんを下げた門構えから日本料理店かと思っていた。

 料理も期待できるらしいから、これは日本酒と夏野菜と蕎麦料理でしっぽり・・・などと期待していたら、この日は月曜の夜だというのに運悪く満席。順番待ちの憂き目に合った揚げ句、この日に限って目当てにしていたメニューがほとんどない。おまけに、そばも、人気の「冷たいすだちそば」をはじめ、売り切れが続出。すっかり出鼻をくじかれてしまった。

 それでも気持ちを立て直し、今夜はサクッと蕎麦だけたぐって出直すことに。選んだメニューは「冷たいゆばそば」。蕎麦の真ん中にポテッと鎮座したゆばを、まずは粗塩で。濃厚な大豆のコクが口いっぱいに広がる。後はつゆをかけ回し、わさびと九条葱を添えながら蕎麦を味わった。

 蕎麦は細め。キリッとよく締まっていて、のどごしも抜群。つゆは辛口。負担のないスマートで小粋な蕎麦だ。酒とつまみをいった後でもお腹に収まる品の良い量。蕎麦は通年、常陸秋そばを使用しているとのこと。もりそばなら、小盛800円、中盛900円、大盛1300円と3つに分かれていて、価格設定も良心的なのが嬉しい。

 蕎麦屋は天ぷらの良し悪しも大切なファクター。この日はごぼうがあったけれど、夏野菜の気分だったのでパス。ところが、これを食べながらの「おいしい~」の声が周りであがるにつけ、後悔の念が沸々と・・・。色々とアテの外れる日だ。

 シメに蕎麦湯。これがまたなんともおいしかった。トロットロで、ほとんどポタージュスープ。ここで本当にホッとするもので、これを楽しんでこその蕎麦だよなぁ、と感じ入りながら、この「打心蕎庵(だしんそあん)」への再訪を誓ったのだった。

 ※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

東京都世田谷区代沢3-7-14 03-5431-0141 京王井の頭線・小田急小田原線 下北沢駅(P無) 「冷たいゆばそば」 1500円

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