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October , 2017
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役にたたない英語おせーたる(43)なにぃ?日本語の響きはゲロだと!?

2014年9月13日(土)09時00分更新
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 アメリカ人は映画が大好き。ま、映画はアメリカの一大産業だから。

 私のパートーナーもご他聞に漏れず、映画が好きで、好きな映画は細かい詳細まで覚えている。

 ちなみに、彼は日本に行ったこともなければ、日本のことをほっとんど知らない。彼の日本のイメージは基本、日本を描いたハリウッド映画で構築されている。

 好きな日本がらみの映画は、”Last Samurai”(『ラストサムライ』)、”Black Rain”(『ブラック・レイン』)、”Karate Kid”(『ベスト・キッド』)。日本人俳優では、”Last Samurai”の渡辺謙、”Black Rain”の高倉健、”Karate Kid”の宮城先生(パット・モリタ。この俳優さんはアメリカ人だけれど)が大好きで、ときどき、この人たちの演技を真似して日本語を話している振りをする。だが、とんでもなく誤解しているのである、日本語を。

 渡辺謙はお侍、高倉健は刑事、宮城さんは空手の先生役だから、クライマックスシーンでの言葉遣いが命令口調というか、マッチョ口調というか、とにかく語気が荒々しく、普段の日本語のトーンとは違う。だが、パートナーはその強い語勢が日本語の響きだと思っているようで、文頭にアクセントを置いて尻すぼみに、体を前倒しにしながら、「うえばばばばばばばば・・・、うえばばばばばば・・・」と言って、”I’m speaking Japanese.”(日本語話してるの)と、さもうれしそうなのである。日本語は、というか、彼らの演技中の日本語は”It sounds like puking.”(ゲロ吐いてるみたいに聞こえる)のだそうだ。

 その日本語の物まねを聞いて、私が “That’s insulting! Japanese is an elegant language, damn it.”(侮辱してくれるやん。日本語は優雅な言語やっちゅうねん)とキレるのを楽しんでいる節もある。Offensive(相手を不快にさせるような)であることは自覚しているようで、さすがに他の日本人の前ではやらないので、よしとしよう。