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October , 2017
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まるでレーズンのマグマだ!宮内庁も納得のぶどうパン~磨由子のグルメ散歩~

2014年9月20日(土)12時36分更新
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 ウィンドーにドーンと「コーヒー&ぶどうぱんの店」の文字。昭和レトロ、いかにもそんな感じのする古めかしい店構えが、湯島という下町の風情に溶け込んでいて、思わず覗きこみたくなる。

 とにかく目を引くのが、主力商品の「ぶどうパン」。いや、陳列されている1斤丸ごとの状態ではわからないのだけれど、ラスクで断面を見れば息を飲むこと間違いなし。パン生地と変わらないくらいの量のレーズンがギッシリなのだ。これはぶどうパンなのか、はたまたパンぶどうなのか!?

 棚に並ぶぶどうパンを前に、大小のチョイスを迷っていると、年配の女主人が「試せるわよ」と声をかけてくれたので、ドリンクがセットになった「ぶどうパンセット」を頼むことに。厚めにカットされたぶどうパンはやはりレーズンたっぷり!普通、レーズンは生地に点在しているものだけれど、コレは砂糖ペーストでつないだ大量のレーズンが帯状に連なって、マグマのごとく渦を巻いている。ギュッ、ギュッ、と口一杯のレーズンを噛みしめつつ、その喜びに打ち震えてしまった。

 ちなみに、「舞い鶴」ではぶどうパンをバタートーストにしていて、これも気のきいた食べ方だ。家でトーストするなら、バターはたっぷり、シナモンを振りかけるのもオススメ。

 店内には他にも様々な調理パンや菓子パンが並ぶ。爽やかな酸味の際立つ杏と白餡のアンパンも絶品だったし、ラスクもいい。カリカリギュギュッ、カリカリギュギュッ、の食感のループが止められない。これらの商品は、女主人の旦那さんが経営する浅草橋の「ボワ・ド・ブローニュ」というパン屋から運んでいるのだそう。

 近隣にお勤めのグルメな方に、やや興奮気味にこの店の話をした際、「ありましたね、そんな店」という素っ気ない反応だったけれど、パン自体もとてもおいしいと思ったら、なんと宮内庁御用達だと後からわかった。人は(店も)見た目で判断してはいけないということかもしれない。

 ※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

東京都文京区湯島3-33-9 03-3836-5406 東京メトロ千代田線 湯島駅(P無) 「ぶどうパンセット」 500円

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