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役にたたない英語おせーたる(46)健康診断は「health checkup」

2014年10月4日(土)09時00分更新
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 米国はpreventive medicine(予防医学)が発達してる。というか、医療費がべらぼうに高いので、本格的な病気になる前に病気のもとを断ってしまえ、という姿勢なのかもしれない。

 こちらのhealthcare system(健康保険制度)は非常に複雑ということは以前書いた。国民皆保険制度がないので、個人で民間の保険に加入する。会社勤めの人なら、会社の福利厚生の一環として保険に加入しているケースが多い。

 保険によりけりだが、私が入っている保険だと、annual health checkup(定期健診)はカバーされる、つまり、無料。それ以外に、医者に診てもらうと、当日窓口で支払うのではなく、のちほど請求書が郵送されてきて、小切手などで支払う。それまで請求される額が分からない。これが恐怖である。

 Annual checkupでmammogram(マモグラム、乳房のX線検査)を受けた際、病院から「右胸に、去年の検査ではなかったものが見えるので、再検査してください」と言われた。

 乳がんも怖いが、医療費の支払いも怖い。年に1回のmammogramが無料なのは知っていたが、再検査は? 保険会社に問い合わせると、「mammogramは年に何回受けていただいても、お金はかかりません」と言われ、ほっとした。

 再検査では何も見つからず、これまた、ほっとした。

 その数週間後である。病院から驚愕の請求書が送られてきた。保険でカバーされる分を差し引いた後の自己負担額が約500ドル(約5万5000円)! 

 保険会社め、保険で全額カバーされるって言ったじゃないか! というわけで、保険会社に抗議の電話をかけた。保険会社は「こちらの手違いでした」と誤請求を認めたので、一安心で電話を切った。

 さらにその数週間後である。病院から催促の手紙が来た。つまり、保険会社は訂正していなかったのである。再度、保険会社に電話をかけて事情を説明し、訂正するよう迫った。この電話の後、病院からの催促は途絶えたので、保険会社が処理したのだろう。

 こちらの病院は予防が大好きだから、再検査で何もなかったのだが、その6ヵ月後に念のため再々検査しましょう、ということになった。前回のことがあるので、再々検査の前にも保険会社に電話し、3回目のmammogramもカバーされることを確認した。

 で、再々検査の数週間後である。病院から請求書が届いた! まったく、この保険会社、どうなってんだ?!

 また、保険会社に電話である。私は保険会社に電話をかけるたび、対応者の名前とID番号を控えることにしている。このときは、「何月何日に誰々、ID番号何番が全額カバーと言った。さらに、何月何日に誰々、ID番号何番が全額カバーと言った。さらにさらに、何月何日に誰々、ID番号何番が全額カバーと言った・・・」と、並べ立て、相手が反論できない状態に追い込み、”You call my hospital to fix this problem now! I will wait”(今すぐ病院に電話して問題を解決しなさいよ、このまま待ってるから)と言ってやったら、すぐ電話してくれたようだが、当日は土曜日で、病院は開いているものの、会計担当者がいないので処理ができないという。仕方がないので、平日病院に電話をかけ直してもらい、その後連絡をもらうことにした。

 ゆるぎない証拠がこちらにあるので、今回はその1回で解決した。

 しかし米国では、保険会社とやり取りをするのは非常に根気と時間を必要とするのである。