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役にたたない英語おせーたる(50)「すっぱいがほのかな甘みもある」

2014年11月1日(土)09時00分更新
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 職場の人の中には、田舎に住んで、ほぼ自給自足の生活を楽しんでいる人たちがいる。野菜を育てるのはもちろんのこと、鶏を飼って有機卵を収穫してみたり、乳牛を飼ってミルクを自給してみたりと、その規模は日本の自家菜園の域を超えている。

 この間、極めつけだなと思ったのが、素人winery(ワイン製造)。もちろん、この人の本業は会社勤め。だが、田舎に住んでvineyard(ブドウ畑)を所有し、年間約100本のワインを醸造しているという。気のいい人なので、自慢のワインをおすそ分けしてくれた。

 早速飲んでみると、う~む、やっぱり素人のワインだった。ブドウが若すぎたのか、ブドウの種類なのか、はたまた醸造の仕方なのか、アルコール度数は恐らく高いのだが、すっぱ甘い(すっぱいが強い)のだ。ワインというより、すっぱいグレープジュースである。

 語彙の数が知れているので、味を英語で説明するのが非常に難しい(日本語でも難しいが…)。この「すっぱ甘い」感じを説明しようと、”It was sour but sweet. It felt like young wine. Sour and sweet wine, should I say?”(すっぱいけど甘いねん。若いワインって感じ。すっぱ甘いワインって言うべきかな?)と言ってみた。すると、”Sweet and sour sounds like Chinese food. Sweet-and-sour chicken or something like that.”(甘酸っぱいって、中華料理みたいな響きやな。鶏の甘酢炒めとかそういうの)と言われた。

 う~むぅ、sour and sweet、転じてsweet and sourでは、このワインの味は表現できんのか・・・。”Then, how do you describe wine tasting sour with a hint of sweetness probably because grapes were too young?”(ほな、ブドウが若すぎたためにすっぱいけど、ほんのり甘いワインをどう表現する?)と聞いてみたら、適切なのは”tart”(すっぱい、酸味の強い)だろうとのこと。tartはsourと違って、「すっぱい中にもほのかな甘みがある」ニュアンスなのだそうだ。

 これが正しいか検証するため、仲のいいおばちゃんにワインを味見してもらった。”How do you describe this wine?”(このワインをどう表現する?)と聞くと、”tart”と即答。

 なるほど、こういう場合はtartを使えばいいのね、と一つ語彙を増やすことができたのでした。