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August , 2017
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トレーディングレザー 切れ味勝負は分が悪いが…

2014年11月27日(木)10時40分更新
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今年は海外から3頭が参戦となったジャパンカップ。最近は勝ち星から遠ざかっているとはいえ、今年は愛ダービー馬(13年)トレーディングレザーが大将格として登場する。管理するジム・ボルジャー調教師はトレーナーであると同時に、革新的な大ブリーダーでもある。自ら生産した馬を夫人名義で走らせており、トレーディングレザーも、昨年11月にゴドルフィンに売却されるまで、夫人の持ち馬として走っていた。父テオフィロもボルジャー調教師の生産調教馬。英GⅠデューハーストS、愛GⅠナショナルSを含め、2歳時5戦5勝のまま引退した。14戦14勝で2年連続欧州年度代表馬に輝いたフランケルを筆頭に、次々と活躍馬を送り出す「ガリレオ×デインヒル牝馬」の最初の成功例でもある。母ナイトヴィジト(父シンダー)は不出走。祖母ムーンライトセイルは英1000ギニー、英チャンピオンSなどGⅠを3勝した米最優秀芝牝馬にも選ばれたハトゥーフ、米GⅠシューメイカーBCマイルSなど重賞6勝のアイリッシュプライズの全妹になる良血だ。さらに4代母タナナリーヴの産駒には仏オークス、ヴェルメイユ賞、チヴァリーパークSに勝ち、キングジョージでも2着して、英最優秀2、3歳牝馬に選ばれた名牝ミシズペニーがいる。父がサドラーズウェル系で、牝系もドッシリ型の欧州血脈であるトレーディングレザー。切れ味勝負では分が悪そうだが、アイルランドの名調教師の手腕に期待したい。(笹栗康昭)