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August , 2017
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ブライトエンブレム 秋華賞馬の母の血が繰り出す鋭い末脚に注目

2014年12月18日(木)09時34分更新
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札幌2歳Sでは、出遅れながらも最後方から豪快に差し切ったブライトエンブレム。デビューから2連勝で重賞タイトルを手にした。母は08年の秋華賞を11番人気で制したブラックエンブレム。産駒数が極端に少ない種牡馬ウォーエンブレムが、6頭もの重賞勝ち馬を送り出したビンテージ世代でもあった。ブラックエンブレムは慢性化した鼻出血のため、わずか10戦4勝の成績で引退したが、初子となるテスタメント(父ディープインパクト)は鋭い末脚を武器に、高湯温泉特別など、ここまで2勝を挙げており、ブライトエンブレムは2番子となる。英国から輸入された仏GⅢフロール賞3着の曽祖母プリンセスデリーデが日本での母系の祖。直子から道営重賞ノースクイーンC勝ちのアースファイヤーを出したほか、一族から京都大賞典、京都記念に勝ち、宝塚記念でディープインパクトの2着となったナリタセンチュリー、交流GⅡエンプレス杯1、2着、秋華賞3着のニシノナースコール、道営重賞赤レンガ記念1、2着のカネマサゴールドなどを出し、着実に牝系を広げてきた。やや鈍重なところのあるネオユニヴァース産駒のブライトエンブレムにとって、洋芝の札幌2歳Sは父の特性が生かされる舞台ではあった。今回は瞬発力勝負になりやすいコースに替わるが、母の持つミスタープロスペクター3×4などの米血脈が父の重さを緩和してくれるはず。札幌2歳Sで3着に下したレッツゴードンキが先週のGⅠ阪神JFで2着と善戦したことからも、好勝負は必至だ。(笹栗康昭)