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May , 2018
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役にたたない英語おせーたる(61)引っ越しで〝物を減らす〟は…

2015年1月17日(土)09時00分更新
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 米国人の引っ越しはたいへん、ということを改めて痛感した。私はminimalist(ミニマリスト、最小限主義者)で、引っ越しも、米国人が”The easiest moving ever!”(楽勝の引っ越し!)と絶賛するほど簡単。一方、パートナーは・・・。

 彼の場合、私と同居するにあたり、もともと住んでいた大きな家から、新居となる小さな家へと引っ越すため、今まで納まっていた物が納まりきらないのは目に見えていた(少なくとも、私の目には)。そのため ”Please downsize before moving” (お願いだから、引っ越しの前に物を減らしてちょうだい)と、彼に繰り返しお願いしていたのだが、引っ越しの当日、新しい家はjunk(ガラクタ)であふれた。彼の感覚からすると、”I have downsized because I donated this and that.”(あれとこれと寄付したから、物は減った)なのだが、あれとこれと程度では追いつかない量であることが分からなかったらしい。また、junkを運び込んだ後、不要な物はdonate(寄付する)かgive away(ただであげる)すればいいと考えていたようである。引っ越しする前にdownsize(物を減らす)しておけば、引っ越しが楽になる、とは考えないのである。

 こちらの人は、引っ越しは自分でするのが基本。大きなトラックをレンタルして、友達家族を動員して物を運ぶ。Mover(引っ越し業者)を信用しないのである。日本なら、子猫を運ぶ親猫のような懇切丁寧な引っ越しサービスも期待できるが、こちらは雑な業者が多く、引っ越し途中に物が壊れるのは当然。引っ越しの当日になって費用を吊り上げたりする、たちの悪い業者も存在するらしい。

 パートナーの場合、お父さんが非常にフットワークの軽い器用な人なので、お父さんとお父さんが利用しているhandyman(何でも屋)が引っ越しを仕切ってくれた。そんなフットワークの軽い人をもっても、大きなトラックで2往復。それでもまだ、細かい荷物が前の家に残る状態で、時間切れ。

 私の引っ越しも手伝ってくれたのだが、荷物のほとんどは自分で移動させてあったため、アパートに残っていたのは、ベッド、ソファ、本が入った重い箱2つ、食器が入った重い箱1つのみ。これを見て、物の少なさにびっくりされた。

 数日後、皆が集まって食事をした際、引っ越しの話になり、お父さんが “She had a lot of stuff. We ended up making three trips … between her apartment and the truck” (彼女は物が多くて。結局、3往復もする羽目になったよ…アパートとトラックの間だけどね) とナイスなアメリカンジョーク。

 とにかく、引っ越しが無事終わってひと安心。さて、山と詰まれたjunkをどう片付けようか・・・。