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November , 2017
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役にたたない英語おせーたる(66)「お祝い返し代わり」は?

2015年2月21日(土)09時00分更新
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 しばらく前の話になるが、日本の友達が気を遣ってhousewarming gift(新築祝い)を贈ってくれた。日本のしきたりに従い、「半額はお返ししなきゃ」と考え、パートナーに相談してみた。”My friend sent us an Amazon gift card of $100 as housewarming. Will you think about a gift worth $50 for her?”(友達が新築祝いに100ドルのアマゾンギフトカードをくれたよ。彼女に50ドル程度のギフト考えてくれる?)

 すると、パートナーは、”For what?”(なんで?)。そりゃそうだ、アメリカ人には「お祝い返し」の観念がない。

 こういう、自分が当たり前と考えていることを、一から百まで説明しないと理解してもらえないときに、cultural differences(文化の違い)を痛感する。

 アメリカ人の贈り物の考え方は、あげたいからあげるのであって、見返りは期待しない。だから、原則、あげたらあげっぱなし、もらったらもらいっぱなしである。もちろん、もらったほうはお礼を言うのが礼儀だが。

 西海岸にいたころ、礼儀にうるさいおばさんに教えられたことがある。”Send thank-you cards to impress people.”(好印象を持ってもらうために、礼状を送りなさい)。Email(メール)やtext(ケータイメール)が普通の昨今だからこそ、お礼の気持ちを表すのにカードを郵送しろというのである。

 以来、人に何かしてもらったら、必ずthank-you cardを送るようにしている。確かにおばさんの言うとおりで、カードを送った相手からは、”Thank you for your card! I feel special!”(カードをありがとう。特別な気分になったよ)などと感激される。有形thank-you cardの効力である。

 話を元に戻すが、結局、日本的感覚のない米国人のパートーナーは当てにならないので、いくつかチョコレートを見繕ってお祝い返しとした。もらったアマゾンギフトカードはrice cooker(炊飯器)へと形を変えました、とさ。