23
November , 2017
Thursday


役にたたない英語おせーたる(72)殺人拳法?

2015年4月4日(土)09時00分更新
Pocket

 先日、通訳として入った日本とのvideo conference(テレビ会議)で、日本側が中国とのビジネスのやりにくさを愚痴り始めた。日本と米国でもbusiness practices(ビジネス慣習)は違うが、中国はことさら違うらしい。日本側のみならず、米国側もこれは理解している。

 日本側の会議出席者は、米国人の間でfunny guy(面白いやつ)として知られる人で、その通り、彼の発言にそれが現れている。

 「中国には4000年の歴史がありますからね、一筋縄ではいきません。それに引き換え、米国はたったの200年ですから」と彼。歴史の長さはどこをスタート地点とするかで違ってくるとは思うが、そのまま訳すしかない。

 “China has a 4,000-year history, and therefore, it is difficult to move them. On the other hand, U.S. history is only 200-year long.”

 これを聞いて米国人は苦笑である。

 彼は続いて、「中国には殺人拳法までありますからね」。信ぴょう性はゼロだし、仕事にまったく関係のない話だが、これまたそのまま訳すしかない。

 “They have martial arts specialized in killing people.”

 これには米国人、失笑。だが、ここで負けん気を出した米国人の一人が、”We have fire weapons!”(おれたちには銃がある!)。子供じみたやり取りに、通訳しつつ噴き出してしまった。

 銃も、もともと中国で発明されたものだが、この米国人の発言は、現代米国の銃社会を反映したものだろう。

 軽いジャブの応酬が両サイドの笑いを誘い、会議は和やかに終わった。会議の内容自体は穏やかなものではないはずなのだが、これはfunny guyの人徳かも。