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August , 2017
Sunday


調理風景もご馳走!大きな囲炉裏が日本人の心をくすぐる「焼き魚定食」~磨由子のグルメ散歩~

2015年4月30日(木)05時27分更新
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 重厚感のある古びた駅舎のようなシブい店構え。駅看板やら列車のプレートやらも並んでいて、遠目でもすぐにそことわかる。入口を入ると、なんと券売窓口が。まずはそこで食券を買うシステムらしい。オーナーが鉄道マニアなのか、遊び心ゆえか?

 広い店内には30人ほども座れるカウンターが変形気味のコの字型に設けられている。12時前の入店だというのにすでに8割方が埋まっていて、1人客以外は次々と2階に通されていたから、かなりの繁盛店だ。カウンターの内側にはこれも大きな囲炉裏があって、串刺しになった魚が目一杯くべられている。この圧巻の光景も店の名物なんだろう。

 ランチは焼き魚定食のみ。とはいえ、魚の種類が豊富で、窓口の木札を眺めながら考え込んでしまった。後ろの客を待たせるプレッシャーに負けて、とっさに「ニシンで」と申し出る。代金を支払いながら、あ、ソイも良いなぁ、カジキマグロやアイナメは家じゃ焼いては食べないからそれが良かったか・・・、などと後悔めいた気分に。

 まずはごはんとみそ汁が置かれる。取り放題のおしんこは、野沢菜と細切りコンブ和えのキャベツ(ピリ辛)。軽くついばんでいると、よく焼けたニシンが大根おろしを伴って到着。待ってました!やや細身なものの、骨まわりの肉が実にウマイ。醤油を垂らし、ごはんと一緒にかっ食らう。おお、米もウマイじゃないか!大事大事、そういうところ。などとホクホクしながら、結局、「やっぱり焼き魚は青魚を皮や内臓ごと食べるに限る。炭火焼きならますます良い」と、大満足のランチとなったのだった。

 炉端焼きの「陸蒸気(おかじょうき)」では、人気のあったムツカマがもう入らないだろう、という。中国が買い漁って価格が高騰しているのだそうだ。その代わり、5月半ばには十和田湖のニジマスが入る予定 で、「ランチ用に200本。でも、3日間くらいで終わりかな」とのこと。ええ!?いやはや、やはり相当な繁盛ぶりらしい。

 

※お料理との出会いをより感動的にするため、写真はあえて載せません

 

東京都中野区中野5-59-3 03-3228-1230 JR中央総武線、東京メトロ東西線 中野駅(P無) 「焼き魚定食」 900円

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