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September , 2017
Wednesday


ココロノアイ 大レース狙える〝奇跡〟のDNA

2015年5月21日(木)09時30分更新
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桜花賞は超スローで逃げたレッツゴードンキが33秒5の上がりで突き放し、4馬身差の圧勝。出遅れた上に、外枠から外々を回らされたココロノアイにとっては厳しいレースだった。アルテミスSでレッツゴードンキの追撃を抑え込んだ東京コースに替わっての巻き返しに期待したい。血統的に注目されるのは曽祖母マックスビューティだ。87年の桜花賞を8馬身差で圧勝すると、オークスでも2馬身半差で完勝。秋も神戸新聞杯、ローズSを制覇。紅梅賞からの連勝を「8」に伸ばし、3冠達成は確実と思われたがエリザベス女王杯ではタレンティドガールの2着に敗れた。
オアシスSなど8勝を挙げたチョウカイライジン、嵐山Sなど5勝のマックスウィンザーなどを産んだマックスビューティが、唯一残した後継牝馬が祖母のマックスジョリーだ。マックスジョリーは重賞勝ちこそないものの、93年の桜花賞とオークスでともにベガの3着と好走した。初子を出産した際に子宮動脈の破裂で死んだマックスジョリーが、命と引き換えに産んだのが母のビューティソングだった。後継牝馬が1頭だけという綱渡りが2代続きながら、それを乗り越え奇跡的に誕生したのがココロノアイだ。
ステイゴールド×デインヒルの配合からは春の天皇賞連覇のフェノーメノが出た他、宝塚記念を制し、凱旋門賞で2着したナカヤマフェスタは祖母の父がデインヒル。ココロノアイの血統構成は大レースを狙えるだけの水準にある。(笹栗康昭)