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November , 2017
Wednesday


フィエロ GⅠ級良血開花へ機は熟した

2015年6月4日(木)09時26分更新
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ここまで28勝を挙げているように、マイル重賞はディープインパクト産駒が最も得意とする舞台。安田記念も18頭中、実に6頭がディープ産駒だ。その中でフィエロは重賞未勝利ではあるが、昨年のマイルCSではダノンシャークにハナ差の2着。GⅠでも十分戦えるだけの実力はある。6歳とはいえ、まだキャリアは14戦。休み明けを叩かれての上積みが見込めるだけに、初重賞制覇がGⅠとなってもおかしくない。母のルビー(父デインヒル)はアイルランド産の不出走馬ながら、2歳のグランクリテリウムから3歳秋のムーランドロンシャン賞までGⅠ7連勝(当時の世界レコード)を記録したマイルの名馬ロックオブジブラルタルの全妹という良血。フィエロの半姉となるプレシャスジェム(父サドラーズウェルズ)もGⅢ愛インターナショナルSに勝っている。また、4代母リヴァーレディの産駒には仏2000ギニーの勝ち馬で名種牡馬のリヴァーマンが、5代母ナイルリリーの産駒リリーオブザナイルからは京成杯、NHK杯のアスワンが、ひ孫からは2010年の安田記念の勝ち馬ショウワモダンが出ている。血統のスケールは文句なしにGⅠ級だ。ディープインパクト産駒で古馬になってひと皮むけてきたという成長曲線は、同じ藤原英キュウ舎でマイルCSを制したトーセンラーと重なるものがある。GⅠ制覇に向けて機は熟した。 (笹栗康昭)