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August , 2017
Wednesday


新人たちのためテイラー・スウィフトがアップルに抗議 意外な結果とは…

2015年6月22日(月)04時19分更新
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トップアーティストとして影響力を証明したテイラー(@taylorswift/instagram)

トップアーティストとして影響力を証明したテイラー(@taylorswift/instagram)

 世界中の若者に支持されるアップル社は、やはり決断も素早かった――。 同社は6月30日、約3000万曲が聞き放題の定額制音楽配信サービス「アップル・ミュージック」を世界規模で開始するが、この運営システムに米歌手テイラー・スウィフト(25)が熱い抗議文をネットで公開した。その結果、同社はすぐに方針を180度転換したのだ。

 一体、何の話かというと、おカネの話。新サービスを始めるにあたり、アップルは新規登録者に「お試し期間」として月額9・99ドル(約1250円)の料金を3か月間無料にすることを発表していた。

 利用者にとってはお得なシステムだが、その期間、音楽が再生されても、アーティスト側にとってはロイヤリティー(著作権料)が支払われないという、なんとも理不尽なものだった。

 そのためテイラーは、アップル・ミュージックでの自身のアルバム「1989」の使用を大胆にも拒否。その理由を説明した「アップルへ テイラーより愛をこめて」と題したオープンレターを先日、ソーシャルメディアで公開。たちまち大きな話題になった。

 その中でテイラーは「アップル社は私の作品とファンをつないでくれる最も素晴らしいパートナー。独創的な技術革新をしてきてくれたことに対して感謝しています」と前置き。その上で無料期間について「ショッキングで、残念で、今まで斬新で寛大だった企業の方針とは思えない」と猛批判。

 自分自身はすでに5枚のベストセラーアルバムをリリースし、経済的にも成功しているため「(無料期間があっても)自分は大丈夫。ツアーによってバンドやスタッフをまかなえるし、問題はない。でも新人アーティストたちにとっては、やっとレコードデビューできたのに、3か月間もロイヤリティーをもらえないのは全くおかしい」と若いアーティストたちの声を代弁した。

 これには音楽プロデューサーのジャック・アントノフ(31)やシンガー・ソングライターのクリスティーナ・ペリー(28)らがテイラーを支持。他にも多くの音楽関係者がツイッターなどで同様の意見を発信した。

 この動きにアップル社の重役、エディー・キュー氏がすぐに反応。ツイッターで「アップル社はアーティストが報酬を受けることを保障します」「アップル・ミュージックはお試し期間中もアーティストに支払います」「テイラー、インディーズのアーティスト諸君。あなた方の声は届きました。アップルより愛をこめて」と方針を転換することを決めたメッセージを送った。

 この知らせを受けたテイラーは「もう大興奮。と同時にホッとした。みんな支持してくれてありがとう。私たちの意見を聞いてくれたわ」とツイートした。トップアーティストとして影響力を証明したテイラーだったが、その言い分をしっかり受け止めたアップルもまた、度量の大きさを世に示した。

アップル社の重役、キュー氏のツイート

アップル社の重役、キュー氏のツイート